Graffitiってどんな曲?

爽やかで壮大な曲調

ストレイテナー【Graffiti】歌詞の意味を解釈!なぜぼくらは生きる?繋がった時に聞こえたものとはの画像

ストレイテナー楽曲といえばアップテンポで攻めた曲調のものが多いです。

しかし【Graffiti】のメロディからは攻撃的でない柔らかな印象を受けますね。

歌詞の内容はどちらかというとストレートで聴く人に希望を持たせるような内容になっています。

本曲はコロナ禍にある2020年4月8日にリリースされた曲です。

歌詞の内容もその様な社会情勢を加味しているように聞こえますね。

暗くなりがちな世の中ですが、ファンにとってはそんな世の中にも希望を見出す為の光の様な楽曲なのではないでしょうか。

フルサイズMV

本曲はYouTube上にMVがフルサイズで公開されています。

曲や歌詞の内容と非常にマッチした映像で見る人を引き付けますね。

神聖な雰囲気のMVを見ながら曲を聴くと、歌詞がスッと頭の中に入って来るかも…!?

今までのストレイテナーの攻撃的なイメージとは少し違った趣を持つ【Graffiti】。

歌詞の意味するところは一体何なのでしょうか?じっくりと読み解いていきたいと思います。

夢の途中

失敗する事への恐怖

記憶が時間を止めていた
壊れてしまうのが怖かった
触れたときに感じたのさ
本当も嘘も存在すると

出典: Graffiti/作詞:ホリエアツシ 作曲:ホリエアツシ

主人公は何かトラウマを抱えているのでしょうか。

失敗する事に対して何やら恐怖している事が伝わってきます。

おそらく何らかの夢を追っているのでしょう。

そしてその夢が綺麗事を言っているだけでは叶わないものだと知っているようです。

過去に似たような経験があり、心が折れてしまった事があるのかも知れません。

芸能人や歌手の世界には誰もが煌びやかなイメージを持っていると思います。

けれども競争の非常に激しい世界ですから、やはり他人を蹴落とす図太さも持ち合わせてなくてはなりません。

そういった、人には見え辛い後ろめたい部分が「嘘」なのでしょう。

本当の部分しか知らなかった人が嘘の部分に気が付いた時、そのショックは計り知れません。

主人公はそういった物事の核心に触れるのが怖くなってしまっているのですね。

無垢な心

子供の目には見えていた
探さなくたってそこにあった
見失って気付いたのさ
必要以上に知り過ぎたと

出典: Graffiti/作詞:ホリエアツシ 作曲:ホリエアツシ

大人になって「自分の夢って何だろう?」と考えた事のある人は少なくないと思います。

でも思い出して見て下さい。

子供の頃はどうだったでしょうか。

あなたの将来の夢は?と聞かれて、今のように長い間うんうんと悩んだりしましたか?

後からどんどん夢が湧いてきて止まらなかったという人も多い事だと思います。

子供の頃は将来の夢や目標なんてわざわざ考えるようなものではなかったはずです。

それがどうして大人になると見えなくなるのでしょうか?

大それた夢や目標を人に語るのが恥ずかしいからという人も居るかも知れません。

しかし、夢を見失うその多くの理由が「多くを知り過ぎてしまった」というものだと思います。

夢を叶えるためにしなければならない事、必要な覚悟や資質など。

純粋な気持ちで夢を追うには酷な現実だって突き付けられる事でしょう。

サンタクロースの存在を信じる子供にその正体を教えてしまうようなものです。

裏側に隠された「嘘」を知ってしまうと人は気持ちが冷めてしまう生き物なのかも知れません。

挑戦の痕

破れたギターケースも
剥がれたツアーパスも
置き去りにした悔しさも
今でも

出典: Graffiti/作詞:ホリエアツシ 作曲:ホリエアツシ

ギターケースやツアーパスというのは、目標に向かって努力した跡の象徴ですね。

使い古してボロボロになっているのでしょう。

それだけ苦楽を共にしてきた相棒といえる存在なのだと思います。

それだけ努力をしていても直ぐに報われるという事はないのです。

諦めずに挑戦していればいつかは日の目を見る時が来るのかも知れません。

しかし、挑戦の日々の中には辛酸を舐めなければならない時も少なくはないでしょう。

そんな無念な気持ちを燃やし続けられる人が夢を叶えるのかも知れませんね。

ストレイテナーにもそんな経験がきっとあるのでしょう。

今でもそんな気持ちを忘れずに持っているから、こんなにも長い間音楽の世界でトップを走り続ける事が出来るのです。