馬場の新たな旅立ちを飾った1曲「スタートライン~新しい風」を紹介

馬場俊英【スタートライン~新しい風】歌詞を解説!ダメだ~と絶望した時はどうしたらいい?泣けるヒット曲の画像

2018年現在、1993年のソロ活動開始から数えると25年の活動歴を迎える馬場俊英。

長年に渡ってコンスタントに作品をリリースし続け、ファンの期待に応え続けています。

最近だとコラボレーション・アルバム「ステップ・バイ・ステップ」が9月にリリースされたことも記憶に新しいですね。

このアルバムも豪華なゲストを惜しげなく迎えた注目の作品なのですが、今回紹介するのは最新作ではなく少し前の楽曲

馬場にとって新たな分岐点、重要な意味を担ったであろう1曲を紹介します。

一度はインディーズに戻り、再びメジャーへ

今回紹介するのは2007年7月25日にリリースされた「スタートライン 4 SONGS」に収録されている「スタートライン~新しい風」。

この曲がどうして特別なのかと言うと、ここからまた少し時間を遡ることになります。

というのもこの曲は2005年8月3日にリリースされた「BOYS ON THE RUN 4 SONGS」収録の「スタートライン」の新録バージョン。

この「BOYS ON THE RUN 4 SONGS」がリリースされる以前の話ですが、馬場は2000年を最後にメジャーレーベルとの契約が終了。

以降はインディーズにて活動を続けていました。

そして2005年に再びメジャーの舞台へ返り咲き。

そう、「スタートライン」は馬場がインディーズに戻り、再度メジャーへ復帰したタイミングでリリースされたものなのです。

文字通り、彼の新たな旅立ちを飾る1曲となっていたのですね。

楽曲を語る上で欠かせない「野音への想い」

馬場俊英【スタートライン~新しい風】歌詞を解説!ダメだ~と絶望した時はどうしたらいい?泣けるヒット曲の画像

2007年は馬場俊英の念願が叶った年

「メジャーに返り咲いた想いが込められた1曲だから、新しく録り直すことになったのか」と、普通はここで腑に落ちるところ。

しかしこの曲にまつわる逸話はここでは終わりません。

「スタートライン~新しい風」がリリースされた2007年というのは、馬場が大阪城野外音楽堂でのライブを行った年。

馬場は兼ねてから野音でのライブを目標に公言して来ましたが、この目標を定めたのがメジャーに戻る直前の2004年10月のこと。

当時スタッフが馬場に向かって言ったこの言葉がきっかけだったと言います。

「野音でピース!馬場くん野音でピース!しましょう。まずは野音を目標にして、
ボーイズ・オン・ザ・ランで集まってくれた皆さんと盛大にピースしましょう」

出典: http://www.babatoshihide.com/special/yaon_peace1.html

この言葉を聞いた馬場はその響きの良さにこれを目標にすることを即決。

その想いを胸に、メジャーへも返り咲いたわけです。

そして念願が叶った2007年に、それを思い描いた当時の楽曲を新録するという流れに。

新しくなったバージョンには、目標を追い続けてきた3年の想いが込められているということですね。

ファンの想いも詰まっている

新録しようと考えたのはこれだけではなく、ライブで披露していく中、ファンからの感想を経て曲が成長していったという理由もあるのだそう。

そう考えると馬場の3年間に込めた想いに加え、ファンの想いもたくさん詰まった1曲だということになります。

この曲が胸に響く理由は、単純に曲の良さだけではないことが伝わりますね。

アレンジにはコブクロの小渕健太郎も参加!

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優しい歌声がしっとりとした曲調に合っていて染み込んで来ます。

サビのメロディは希望がパッと拓けたようなイメージ。

ストリートミュージシャンを彷彿とさせるMVは当時の時代背景を物語っていますね。

ストリートミュージシャンと言えば、ストリートから名を上げたことで知られるコブクロの小渕健太郎もこの新録のアレンジに参加したそうですよ。

ジャンル的にも近しいものがあるので、同じようにコブクロも好きだという方もおられるのではないでしょうか?

楽曲の魅力も十分にわかっていただけたところで、ここから歌詞の解釈に入っていきましょう!

未来に不安を覚えたときは