もうダメさ これ以上は前に進めない
そんな日が 誰にだってある

だけど 雨でも晴れても何でもいつでも
その気になりゃ 何度でもやり直せる 何度でも

出典: スタートライン~新しい風/作詞:馬場俊英 作曲:馬場俊英

「何をやっても無駄。もうどうにもならない」みたいな感情って、誰しも抱いたことがあるのではないでしょうか。

ピンチに追い込まれれば弱気になるのも仕方のないこと。

そういうときって起こってもいないのに、最悪のパターンを思い描いてしまうものです。

だけど思い返してみれば、どうにもならない状況ってそうそうない様に思えませんか?

止まない雨はない、明けない夜はないという言葉の通り、悪い状況がずっと続くわけではありません。

そして歩みを止めなければ、必ず前に進んでいる。

この部分で歌われているのは「その気になればどうにもならないことなんてない」ということですね。

これからのことを思うと 負けそうになる
心配なことがあって しゃがみそうになる
あと少しだけ もう少し 強くならなくちゃ
でも 大切なことはいつも 誰も教えてくれない

出典: スタートライン~新しい風/作詞:馬場俊英 作曲:馬場俊英

自分の未来に不安を抱く主人公。

馬場がやって来たように、何か一つ目標を掲げて挑戦するというのはすごく勇気のいることです。

それが上手くいくかどうかなんて誰にもわかりません。

不確実なことに不安を覚えるのは至極当然。

しかし時間が未来へと向かっている以上、この世界は不確実なことだらけです。

その不安に打ち勝つ強さは主人公だけでなく、多くの人が欲しているものなのでしょうね。

目標を叶えた姿を思い描く

だから そうだよ
くじけそうな時こそ 遠くを見るんだよ
チャンスは何度でも 君のそばに

出典: スタートライン~新しい風/作詞:馬場俊英 作曲:馬場俊英

「遠くを見る」と言っているのは、目標を叶えた自分を思い描くことを言っているのではないでしょうか。

不安になるのは、今自分がやっていることに意味があるのか確信を持てないからです。

目標を叶えた自分の姿を思い描けば、必然とそこに繋がるものが見えてきます。

今やっていることが未来に繋がっていると確信できれば、不安から立ち直ることもできるのでしょう。

そして今やっていることが目標に繋がっているならば、それ自体をチャンスとは呼べないでしょうか。

そう考えると「チャンスは何度でも 君のそばに」という言葉は、まさにその通りですね。

時の流れの無情さ

この道の先に何が待ってるのかなんてこと わかるわけない

答えがあっても無くても YesでもNoでも
決めた道を行くしかないさ あるだろ? そんな時

出典: スタートライン~新しい風/作詞:馬場俊英 作曲:馬場俊英

未来がわからないとしても、あるいは成功する可能性が限りなくゼロに近いとしても「この道は譲れない」と思うときってきっとあるはずです。

選択するのは未来がどうなるかではなくて、自分がどう感じるかだということがこの部分には描かれていますね。

青春と呼べた 時代は過ぎたのに
今でも心の奥に 風が吹き抜ける
優しい人にばかり 悲しみが降り掛かる
報われないことが ここには多すぎる

出典: スタートライン~新しい風/作詞:馬場俊英 作曲:馬場俊英

青春時代を思い出す主人公。

その時代からの友達やお世話になった人たちを思い返せば、誰しも順風満帆というわけにはいかないのでしょう。

時の流れの無情さに想いを馳せる様子がここでは描かれています。

幸せかどうかはその人にしかわからない

だけど そうだよ
どんな時も 信じることをやめないで
きっと チャンスは何度でも 君のそばに

出典: スタートライン~新しい風/作詞:馬場俊英 作曲:馬場俊英

「信じることをやめないで」と歌っているのは、時の流れは無情なばかりではないということでしょうか。

思えば順風満帆に見えないと言っても、その人が幸せかどうかはその人にしかわかりませんね。

そう考えると、どんな状況でも気の持ち方次第でチャンスに変えていけるのでは…と感じさせられます。

不確実なことだらけの世の中…だけど確実なこともある

どこからでも再スタートを切れる

だから そうだよ
くじけそうな時こそ 遠くを見るんだよ
見えない このスタートラインから また ここから

出典: スタートライン~新しい風/作詞:馬場俊英 作曲:馬場俊英