「一握りの夢」というのは、主人公が心の中に抱いている希望を指しているのでしょう。
主人公のことを冷たい視線で見てくる人もいるし、この先も「茨の道」はまだまだ続きます。
しかし、それでも主人公は「まだ諦めたくない!」という強い思い持っています。
厳しい道になるかもしれませんが、それでも主人公が夢を叶えるチャンスはまだあるのです。
チャンスがまだ残されている以上、主人公は「明日」(=将来夢を叶えること)を信じていたいのでしょう。
毎晩のように泣いたり、不安になることも多い主人公。
一見メンタルが弱そうな人物に思えますが、本当は芯の強い人物であることが分かりますね。
諦めないことが大事!
負けない様に涙を拭いた くじけぬように夢を語った
諦めぬその姿がきっと 僕の明日を変えてゆくんだ
果てしなく続くこの世界で 僕なりの明日を見に行こうぜ
止まらない時の中で僕ら もっともっともっともっと輝け
出典: もっと明日へ/作詞:不明 作曲:不明(※2019年4月29日の段階ではまだ非公開)
主人公の悩みは尽きません。
でもそれに負けて夢を追うことを諦めてしまったらそこまでなのです。
反対に、どんなに厳しい状況だったとしても、諦めずに夢を追い続けていれば、いつか叶う日が来るかもしれません。
「諦めぬその姿」こそが、最も大事なのだということが伝わってくる歌詞ですね。
主人公が叶えたいのは、周りの大人たちが強要してくる夢物語ではありません。
自分の意志で描いた「僕なりの明日」を求めているのです。
ボヤボヤしていたら、時間はあっという間に流れていってしまいます。
時間は待ってくれないので、もっともっと努力を重ねて、1日でも早く成功を掴みたいと思っているのでしょう。
2番~ラストの歌詞
「ベリー少年」って誰のこと?
夜空を見上げる毎日に ため息がこぼれ落ちた
自信ありげな非行少年は 負けを認めたベリー少年に
出典: もっと明日へ/作詞:不明 作曲:不明(※2019年4月29日の段階ではまだ非公開)
2番の冒頭でも、主人公の悩む姿が描かれていますね。
ここで登場する「ベリー少年」というのは、ロックンロールの創始者「チャック・ベリー」を指しているのだと思います。
チャック・ベリーは、少年の頃に音楽に目覚めます。
そして、いくつものヒット曲を飛ばして、伝説のギターヒーローになったのです。
そのチャック・ベリーがこの歌詞に登場するということは、きっと主人公はチャック・ベリーに憧れているのでしょう。
つまり、主人公はロックミュージシャンとして成功を掴みたいということが分かります。
ロックミュージシャンになるという夢を見つけるまでは、非行少年だった主人公。
しかし、今ではチャック・ベリーを目指して、毎日努力を重ねる夢追い人になったのでしょう。
「ドビー人形」とは?
つまらない話ばかり 真に受けて自信をなくし
扇子丸めた国のヒーローは モノマネだけのドビー人形
出典: もっと明日へ/作詞:不明 作曲:不明(※2019年4月29日の段階ではまだ非公開)
「国のヒーロー」としてチヤホヤされている有名人を、皮肉っているようですね。
きっと主人公は「国のヒーロー」の言動を見て、何かしら思うところがあったのでしょう。
この歌詞で登場する「ドビー人形」という言葉。
これは、恐らくハリーポッターに登場する「ドビー」というキャラクターのことを指しているのかな?と感じました。
「ドビー」は、ハリーポッターに仕えている妖精。
みんなからは認められているものの、扇子を丸めて自信をなくしている「国のヒーロー」を見て、
いつも誰かにペコペコしている従者(=ドビー)のようだと感じたのでしょう。
いつか夢にたどり着くと信じている
不器用な世界の真ん中で
いつの日か僕は夢を叶えるから
出典: もっと明日へ/作詞:不明 作曲:不明(※2019年4月29日の段階ではまだ非公開)
不器用な生き方をしながらも、一生懸命夢を追いかけている主人公。
まだ夢を諦めていない主人公は、いつか必ず夢にたどり着くと信じています。
ここでは、そんな主人公の前向きな気持ちが綴られていますね。
ひたすら前に進み続ける主人公
答えを求めてただ走った 振り返ることなく前を向いた
立ち向かう僕のその姿が きっと道を駆けて輝くんだ
果てしなく続くこの世界で 僕なりの明日を見に行こうぜ
止まらない時の中で僕ら もっともっともっともっと羽ばたけ
出典: もっと明日へ/作詞:不明 作曲:不明(※2019年4月29日の段階ではまだ非公開)
今はまだ何が正解なのか分からない主人公。
それでも今できることを全力で取り組んで、前に進み続けるしかありません。
そうすることによって、少しずつ夢へと近づいていけるのだと思います。
夢を追いかけている中で、辛い出来事や理不尽な出来事に遭遇することもあるでしょう。
しかし、そんな時こそ前を向いて、ひたむきに突き進むことが大事なのかもしれませんね。