ゴキゲンな蝶になって きらめく風に乗って
今すぐ キミに会いに行こう
余計な事なんて 忘れた方がマシさ
これ以上 シャレてる時間はない
出典: Butter-Fly/作詞:千綿偉功 作曲:千綿偉功
「Butter-Fly」というタイトルの通り、蝶という言葉が冒頭から登場します。
サビのフレーズも有名ですが、ここもよく歌われる部分ですよね。
何故鳥ではなくて蝶だったのか。
これは主人公の不器用さを表しているのではないかと感じます。
鳥のように高く飛ぶことも、颯爽と現れることも出来ないけど、自分なりの一生懸命さで好きな人に気持ちを伝えよう。
そんなニュアンスではないでしょうか。
「シャレてる時間はない」というのは、かっこをつけている暇はないということ。
つまり鳥のようにかっこよく飛ぼうとするより、気持ちが大事ということですね。
目の前のことだけでいっぱいいっぱい!
何が WOW WOW~ この空に届くのだろう
だけど WOW WOW~ 明日の予定もわからない
出典: Butter-Fly/作詞:千綿偉功 作曲:千綿偉功
「何がこの空に届くのだろう」というのは、どうすれば鳥のように颯爽と飛ぶことができるのかということ。
だけど自分にはそんなことを思い描く余裕はないどころか、明日の予定すらまだ定まっていない。
主人公がとにかく目の前のことだけで手いっぱいだということが伝わってきます。
夢と違って現実は頼りない自分だけど
無限大な夢のあとの 何もない世の中じゃ
そうさ愛しい 想いも負けそうになるけど
Stayしがちなイメージだらけの 頼りない翼でも
きっと飛べるさ On My Love
出典: Butter-Fly/作詞:千綿偉功 作曲:千綿偉功
誰しも知っている「無限大な夢のあとの」というフレーズですが、意味まで考えたことがある人は意外と少ないのではないでしょうか。
これは夢の中ならどんなことだって叶えられるけど、目覚めた後それは全部なくなってしまうということ。
夢で手に入れたものを全部なくしてしまった主人公は、ここまでで歌われていたようにとても不器用で頼りないのです。
そんな自分が翼をはばたかせたとしても、すぐに止まってしまうんじゃないか。
「Stayしがちなイメージだらけ」という言葉は、そんなぎこちない彼の羽ばたきを表しています。
でもそれでいいのです。
そんな頼りない翼でだって、愛する人に会いたいという気持ちはきっとそこへ運んでくれるでしょう。
想いを伝えるのも自分なりのやり方で良い!
ウカレタ蝶になって 一途な風に乗って
どこまでも キミに会いに行こう
曖昧な言葉って 意外に便利だって
叫んでる ヒットソング聴きながら
出典: Butter-Fly/作詞:千綿偉功 作曲:千綿偉功
ありのままでいいんだと吹っ切れた主人公はすっかり浮かれ気分。
不器用な自分のままでも、どこへだって行けるというような気持ちが描写されています。
曖昧な言葉が意外に便利だと言っているのは、ストレートに気持ちを伝えるだけが方法ではないということ。
不器用な主人公はきっとストレートにぶつかっていく方法しか今まで知らなくて、好きな相手に想いを伝えることにハードルの高さを感じていたのでしょう。
でも自分に合った伝え方だってあるのです。
「これなら自分にでもできる!」と意気揚々と相手の元へ向かう様子が思い浮かびます。
周りの状況が変わっても結局は自分次第
何が WOW WOW~ この街に響くのだろう
だけど WOW WOW~ 期待してても仕方ない
出典: Butter-Fly/作詞:千綿偉功 作曲:千綿偉功
「何がこの街に響くのだろう」というのは、この先世間はどうなっていくのかということ。
それに続けて「期待してても仕方ない」という歌詞が続きます。
これは世間は良い風を運んできてくれるかもしれないけど、結局はそれも自分次第だということではないでしょうか。
どんなにチャンスが巡って来ようとも、自分が踏み込めないのなら巡ってこなかったのと同じ。
そしてチャンスが巡って来なくても、そういう人は自分からチャンスを作りに行けるのです。
事を起こすには何より気持ちが大事!
無限大な夢のあとの やるせない世の中じゃ
そうさ常識 はずれも悪くはないかな
Stayしそうなイメージを染めた ぎこちない翼でも
きっと飛べるさ On My Love
出典: Butter-Fly/作詞:千綿偉功 作曲:千綿偉功
夢の中ではなんでも思い通りだけど、現実はどうにもならない。
大人しくしていてもどうせどうにもならないのだから、みんながあっと驚くようなことに挑戦してみてもいいんじゃないか。
一番の歌詞とほとんど同じ語感に思えて、また全く違う内容になっていますね。
後半部分は全て同じですが前半との兼ね合いを考えると、とにかく事を起こすには気持ちが大事だという意味になります。
残りの歌詞は繰り返し。1曲を通してやはり聴いていて勇気が湧き出してくるような内容が歌われていました!