灯りを手にしたニナが、語り掛けるように歌うパート。
ここで「君」が指しているのは誰なのでしょうか。
ひとつはNiZiUのメンバー達を指していると考えられるでしょう。
これからスターとして進んでいく道はまだ決まっていないNiZiU。
けれど、彼女たちはデビューまで懸命に自分を磨き、努力してきました。
迷ったときは、そんな自分の努力を思い出せば大丈夫。
それはNiZiUのメンバー同士の想いでもあり、プロデューサーJ.Y.ParkからNiZiUへの想いでもあるのでしょう。
「私は君を誇りに思う」という英語詞部分もそんなメッセージを伝えているように読み取れます。
今までやってきたことを信じれば大丈夫。
それはまた、NiZiUやJ.Y.Parkからリスナーへのメッセージでもあるように感じられます。
リスナーそれぞれも皆、努力や挑戦を繰り返してここに立っています。
そんな自分を信じれば大丈夫。
全てのリスナーをそうして励ましてくれる、あたたかいメッセージがここにも込められています。
「君」は、NiZiUひとりひとりにとってのメンバーであり、J.Y.ParkにとってのNiZiU。
そしてNiZiUからリスナーの私たちに贈られた、励ましの言葉なのです。
君の歩いてきた道を大切に
Oh 既に特別な
君を誇るべきだから
Let’s go
出典: Step and a step/作詞:J.Y. Park “The Asiansoul”・Yui Kimura・KENTZ 作曲:J.Y. Park “The Asiansoul”
ひとつひとつ努力を重ねて、前に進んできた。
そんな「君」は、今まで歩いてきた道のりで既に特別なたったひとつの存在です。
自分の繰り返してきた努力や挑戦を振り返れば自分に自信を持てる。
そうして手に入れた自信を胸に、新しいフィールドに踏み出す。
それはもちろん、ひとつはこれからデビューするNiZiUの背中を押すメッセージ。
そしてそれを聴く全ての人の新しい挑戦を支えてくれるメッセージでもあるといえるのです。
自分のペースで一歩づつ
自分らしく進んでいこう
Step and a step 私の歩幅で
Step and a step 私だけのペースで
ゆっくり行ってもいい 休んでみてもいい
歩いていく 自分らしく
Just believe yourself
出典: Step and a step/作詞:J.Y. Park “The Asiansoul”・Yui Kimura・KENTZ 作曲:J.Y. Park “The Asiansoul”
弾むようなメロディとダンスが心を励ましてくれるサビ。
一歩一歩、という意味合いのメッセージが印象的です。
自分の歩くペースでいい、無理に人に合わせなくてもいい。
進むのが苦しくなってしまったら、その時は休んでもいいのです。
自分らしく歩いていけば、必ず前に進んでいける。
自分を信じて進むことが何より大事だと、明るい歌声が背を押してくれます。
それは同時に、自分らしい魅力を探す歩き方でもあります。
他の人にはできない、自分だけの歩き方。
それは自分だけの魅力を求め、オーディションを勝ち抜いてきたNiZiUとも重なります。
自分らしく進むことは、自分にしかできないこと。
だから信じて胸を張って進もうと、リスナーの心を励ましてくれる一節です。
全てうまくいくよ
Everything will be fine
Everything will be okay
出典: Step and a step/作詞:J.Y. Park “The Asiansoul”・Yui Kimura・KENTZ 作曲:J.Y. Park “The Asiansoul”
続くパートはマヤが歌いかけるもの。
MVでは海の上で一人動けないミイヒを船に乗ったマヤが見つける姿が描かれています。
デビューの決定と前後し、体調不良のため活動休止を余儀なくされたミイヒ。
人一倍苦しい想いを抱えていたのかもしれません。
努力を重ねながら思うように活躍できない悔しさ。
そんな悔しさ、体が思うように動かない苦しみを感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
ミイヒ自身が意図したものではないけれど、そんな彼女に感情移入してしまう。
そんなリスナーにとって、自分たちに差し伸べられた手のように感じる一節です。
大丈夫、うまくいくよ。
そう言ってくれる仲間がいれば、何度でも立ち上がっていける。
優しく勇気をくれる、そんな一節です。
自分と仲間を信じて
隣には仲間がいる
どんな時も隣で
いつもそっと 笑顔くれるの My friend
なんか寂しい時だって
その手を伸ばせば Take my hand
出典: Step and a step/作詞:J.Y. Park “The Asiansoul”・Yui Kimura・KENTZ 作曲:J.Y. Park “The Asiansoul”
いつも笑顔をくれる友達。
それはNiZiUのメンバーにとっては同じ仲間たちを思わせます。
苦しいオーディションを共に突破し、努力を重ねてきた仲間たち。
寂しい時も手を伸ばせば、必ずそばにいてくれる。
そんな仲間の存在はどれほど心の支えになることでしょう。
リスナーもそれぞれ、そんな仲間の存在を思い起こすのではないでしょうか。
自分のペースで進んでいっても、ひとりぼっちではない。
仲間がいれば寂しくないと力強く励ましてくれる歌声が印象的です。