デビュー9周年を迎え、原点回帰

青春ドラマの主題歌にも

Kis-My-Ft2が2020年9月16日にリリースした26番目のシングル曲、「ENDLESS SUMMER」。

美少年(ジャニーズJr.)が主演を務めるテレビ朝日系金曜ナイトドラマでも話題に。

『真夏の少年〜19452020』の主題歌にも使われています。

2020年「ミュージックステーション」では、そのドラマで活躍した美少年との初コラボで曲を披露しています。

ドラマの主人公は青春真っ盛りの高校生たち。

日々懸命に生きる中に突如として現れたのは、終戦間際の時代からやってきた軍人。

「この人といたら、何かが変わるかもしれない…」

と、ひと夏を共に過ごしながら本当の自由とは何か?を探っていくストーリー。

一瞬一瞬を全力で生き、かけがえのないものを学び取っていきます。

まさに主題歌「ENDLESS SUMMER」にぴったりと合っています。

デビュー曲「Everybody Go」をオマージュ

Kis-My-Ft2【ENDLESS SUMMER】歌詞の意味を解説!終わらない「夏」は何を示すのかの画像

前作の「Edge of Days」から今作がリリースされるまで、約10カ月と最長の月日が経っています。

また「ENDLESS SUMMER」はCDデビューから9周年を迎えて、「原点回帰」をテーマにしています。

そのため、デビュー曲Everybody Go」をオマージュしています。

あちこちにデビュー曲を感じさせる歌詞や構成、振り付けがちりばめられているので必見です。

MVもちょうどデビュー曲リリースから9周年の2020年8月10日に公開されました。

そんな「ENDLESS SUMMER」を歌詞から中心に読み取っていきましょう。

素直さが感じられる曲構成

オクターブの跳躍から始まるイントロ。そして4小節ループで落ち着くC majorの調性が特徴的です。

素直な音色が特徴のCの音が多いことからも、まっすぐな気持ちが感じられます。

冒頭から早速「Everybody」が全員で繰り返されていて、デビュー当時が思い返されます。

まるで「みんな一緒に行こう!」といっているかのようです。

一方で、裏拍を多用し、タイを使ったリズミカルな構成になっています。

曲の雰囲気に少年のあどけなさ、いたずらっぽさがあります。

サビ前のラップ調の歌も盛り込まれており、背伸びをしてかっこつけた一面ものぞかせます。

まさに夏を全力で楽しむような青春を意識した曲構成です。

これまでも、これからも続く「Summer time」

ひと夏ならぬ、永遠に続く夏を願って

Summer time
Everybody right now

出典: ENDLESS SUMMER/作詞:草川瞬 作曲:草川瞬・川口進・佐原康太

「サマータイム」…夏の時間、夏のひと時。

聞くだけで、きらきらした夏の日を思い浮かべることが出来そうです。

この言葉は前奏のこの部分と最後の2か所だけに出てきます。

これは何を意味しているか、どんな効果があるかは人それぞれ思う部分はあるかもしれません。

曲のタイトルはENDLESS SUMMER。永遠と続く夏、夏は永遠にといった意味合いです。

最初と最後に持ってくることで、まるでカッコをつけたようにしめくくっているようです。

あえて限定的にすることで、のようにキラキラした非日常の夏を表し、心の隅にずっと残るような印象を持ちます。

または、夏を満喫しているときにふと出た言葉だったとも考えられます。

すると、このひと時がずっと続くといいな…と体全体で感じている印象を受けます。

未来へ向けて

突き抜けた空に向かって 今
抱えた想い叫ぶんだ Shout it out now
Starlight 光る未来へ 僕たち導くよ
You only live once

出典: ENDLESS SUMMER/作詞:草川瞬 作曲:草川瞬・川口進・佐原康太

真っ青な真夏の晴れた空に向かって、叫ぶ想いとは何でしょうか。

4行目の英語の歌詞メンバー全員で歌うところです。

人生は1度きり、後悔せずにやり切ろうという想いがこの叫びに詰まっているようです。

真夏の突き抜けた空は太陽がキラキラと輝いていて、まぶしいでしょう。

まるで光る未来へ、手を伸ばせば導いてくれるようです。

想いを口にせず手を伸ばさず、躊躇していたら前へ進むことは出来ない。

解放感あふれる夏、太陽の光…夏は手を広げて包み込んでくれます。

足かせになるものは自分の心でしょう。

その気持ちを捨てて挑戦してみよう!という気持ちにさせてくれます。

物語はより具体的に進んでいきます。

「挑戦」への応援