故郷への想いが込められた1曲「勿忘にくちづけ」
2018年7月25日、植田真理恵の8thシングル「勿忘にくちづけ」がリリースされます!
この曲、実は新曲ではありません。
彼女の地元福岡、久留米の伝統工芸品「久留米かすり」。
この曲はそのPR動画の主題歌として制作されたもので、Web上では去年から流れていたんです。
すると、ファンの間でリリースを望む声が多かったらしく、今回のリリースに至ったとのこと。
そんな地元久留米への想いが乗せられたこの曲には、故郷を想うからこその優しさを感じます。
都会の喧騒に疲れたときにそっと癒してくれるような、そんなイメージです。
ここからそんな「勿忘にくちづけ」を紐解いていきます!
久留米かすり
こちらが「久留米かすり」のPR動画です。
全6話からなる物語仕立てになっていて、その手の込み具合から地域復興の熱が伝わって来ますね!
久留米の伝統工芸を伝えるだけではなく、単純に物語としても楽しめる内容です。
「勿忘にくちづけ」は6話の終盤から流れだします。
8分と少し長い動画になっていますが、これは一見の価値あり。
お時間のある方は是非!
「勿忘」って?
「勿忘」という言葉を見たときに「なんて読むの?」と思った方も多いのではないでしょうか。
これは「わすれな」と読みます。
勿忘草(わすれなぐさ)と言えば、わかる人も増えてくるでしょう。
春に咲く、青紫色の可愛らしい花ですね。
花言葉はそのまま「私を忘れないで」というもの。
これには植田真理恵の、どこに居ても忘れない故郷への想いが込められているような気がしますね。
チョーヤ「夏梅」のCMソングに!
「勿忘にくちづけ」はその優しいイメージが相まってか、『チョーヤ「夏梅」』のCMソングにも起用されました。
地元の伝統工芸のPR動画に引き続いて、全国ネットのCMまで。引っ張りだこですね!
CMは5月より放送されているので、もう耳にしたという方も多いのではないでしょうか?
CMをきっかけにリリースを心待ちにしていた方も当然おられるでしょう。
淡い絵のタッチで親子の愛情を表現した15秒間。
柔らかな歌声が梅の甘い口当たりを連想させていました。
「勿忘にくちづけ」はこんな曲
透き通った水のようなイメージの歌声に、アコースティックギターの繊細な音色。
植田真理恵の奏でるそれに、軽快なピアノやマラカスの音が小気味良さを加えます。
しっとりとしているけど、重くならずにサラっと聴ける。
一言で表すならばそんな印象でしょうか。
故郷を想うときって、しんみりした気持ちになることもあるでしょう。
でも自分が生まれ育った土地に対してネガティブなイメージを持つことってそんなにない気がします。
この曲が醸し出しているのはまさに郷愁。
しんみりするけど、決して悲しくはない。
そんな楽曲なのではないでしょうか。
音数の少ないアレンジに感じるもの
全体的に音数が少なく、歌を活かすようなアレンジになっているのもこの曲の特徴です。
誤魔化しの効かないそのアレンジは、植田真理恵の歌を持ってこそのものでしょう。
染み入るような歌声は、癒しのひとときを与えてくれます。
20代でこの深みを出せる人はそうは居ないのではないでしょうか?
彼女の感じさせる深みは、歌を通してたくさんのことを経験してきたからこそのものでしょう。
16歳の頃から、叩き上げで磨いてきたその実力は伊達ではありませんね!
MVでは廃工場を背に可憐な姿を披露
陽だまりの中でまどろむような、暖かな印象の映像になっていましたね。
演出が少なくシンプルな内容も曲によく合っています。