セカオワの楽曲はPOPなものが多いのですが、ダークでディープな曲も多々あります。
一番最初にソレが垣間見える曲がこの「世界平和」です。
世界や社会における、人によっては気にもしない矛盾や疑問をストレートに問います。
ここがセカオワのロックバンド精神が垣間見えるところなのです。
猟奇的な一般の市民は「世界」中で血の雨を降らし
「セカイ」中で一つになってこういうんだ 「世界平和」
貴方たちが願う平和は世界平和じゃないんです
花や虫や僕らの星は貴方たちに殺されてるんです
出典: 世界平和/作詞:深瀬慧 作曲:深瀬慧
猟奇的な一般の市民=世論?
貴方たち=政府や権力者?
世間や社会の一般的な「世界平和」を大胆に揶揄しているように捉えられます。
ソレとともに「じゃぁ世界平和って一体何なんだろう」と考えさせられもします。
1位 「Tree」
「炎と森のカーニバル」
BARのロボットに見惚れてたら
君がそうやって怒るからさ
人目を気にしてキスをした
ほら、君の出番だろう?
出典: 炎と森のファンタジー/作詞:Fukase 作曲:Fukase
「RPG」
この曲を名曲と言わず何と言いましょう。
FukaseとSaoriaが大喧嘩をしてバンドの存続の危機があったそうです。
その時に作った歌詞がこの「RPG」。
Fukaseのファンタジー性とSaoriのメッセージ性が見事に融合した名曲。
空は青く澄み渡り 海を目指して歩く
怖いものなんてない 僕らはもう一人じゃない
空は青く澄み渡り 海を目指して歩く
怖くても大丈夫 僕らはもう一人じゃない
出典: RPG/作詞:Saori・Fukase 作曲:Fukase
多くの人がこのサビに背中を押されたことでしょう。
爽やかな情景と力強い説得力のあるメッセージ。
"煌めき"のような人生の中で
君に出逢えて僕は本当によかった
出典: RPG/作詞:Saori・Fukase 作曲:Fukase
「Dragon Night」
セカオワといえばドラゲナイ!(愛を込めて言ってます)
セカオワ現象を巻き起こしたあのモッズコートの曲です。
ここまで気分を上げてくれる曲はなかなかないですね。
今宵いは百万年に一度太陽が夜に遊びに訪れる日
終わりの来ないような戦いも今宵は休戦の証の炎をともす
出典: Dragon Night/作詞:Fukase 作曲:Fukase
この曲の解釈も人それぞれたくさんあります。
いずれにせよ一貫しているのは、争いや悲しいことなどがあるということ。
でもそれを嘆くだけじゃなく、みんな笑ってほしい、楽しんで欲しい。
そんな願いが込められていることだと思います。
なので歌詞の意味を深く考えすぎず、ただ音楽を楽しめばいいのだなとも思います。