スカイダイビング中のインストラクターの裏切り
キミが自分のコトを大切だと思えない訳はコレだよ
キミの背中のメインパラシュートが開かない

出典: スカイダイビング中のインストラクターの裏切り/作詞:あべりょう 作曲:あべりょう

これはサビの部分になる歌詞です。

スカイダイビングというのは、その名の通り空の高い所からパラシュートを使いながら下りてくるものです。

そこでは普通、インストラクターが必ず同行して、一緒にパラシュートの操縦を行ってくれます。

このパラシュートがなければ、そのまま落下して命の大惨事になってしまいますよね。

ここでは、その様な状況を虐待された子供たちに置き換えています。

通常であれば子供は親に守られて育っていきます。

しかし、虐待をされている子供たちは本来守ってくれるはずの存在から暴力や性的虐待を受けているのです。

信じていた親に裏切られる子供の気持ちは、次第に塞ぎ込んでいきます。

待っているはずの輝かしい未来も、虐待を受けている子供たちには光さえ届かないのです。

児童虐待全体の現状

児童虐待の被害者の数は百万人越え
通報10万通報されても逮捕は千人
誰も刑務所に行きません

出典: スカイダイビング中のインストラクターの裏切り/作詞:あべりょう 作曲:あべりょう

冒頭の歌詞では、女児虐待についての現状の数字を提示していましたが、ここでは児童虐待全体の数字を歌っています。

たとえ通報されても逮捕まで至る加害者の数の少なさには、日本の法律や制度に疑問を持たずにはいられません。

こんなにも多くの子供たちが、飛べるはずの翼を折られているのです。

大人が悪いのか、子供が悪いのか、法律が悪いのか・・・。

一体、どうしていけばいいのか問題提起しています。

誰も守ってくれない

児童相談所は滅多なことで保護しない
例え虐待が証明されても親は刑務所に行かない
児童虐待防止法 罰則規定がない
救えない

出典: スカイダイビング中のインストラクターの裏切り/作詞:あべりょう 作曲:あべりょう

児童虐待の救世主といえば、児童相談所ですよね。

テレビドラマやドキュメント番組などでも、子供たちを救うために日夜励んでいるイメージがあります。

実際、その活動のおかげで命を救われた子供たちはたくさんいるでしょう。

しかし、そんな児童相談所や本来、子供たちを守るための法律である”児童虐待防止法”に罰則規定がないことは知らない人も多いはずです。

これが、児童虐待の現状なのです。

最後の”救えない”という言葉には、”救いたいのに救えない”という意味があるのでしょう。

そしてPVでは、この歌詞の最後に「もしも虐待に気づいたら、児童相談所に連絡を」という言葉が皮肉にも登場します。

救えないと言いながらも、救える場所は現状、そこしかないのです。

まとめ

いかがでしたか?

この世界から”児童虐待”という言葉がいつかなくなる日を願わずにはいられません。

少しでも心に響いたのならば、周りの人にもぜひこの残酷な現状を教えてあげて下さい。

そして、いつかすべての子供たちが笑って過ごせるようになればいいですね。

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