『どこにでもある唄。/二宮和也(嵐)』は辛い思いをしている人に向けた”応援ソング”！ 【歌詞解釈】

私たちの時代は、まだ経験も少ないし、全てが成功できるわけではありません。

むしろ、失敗が多いのです。失敗は、足らなかった考え方や向かった方向性を修正してくれる標識のようなものだと本で読みました。

悔しかったら、泣いてもいいから、成長できる自分に気付くことが大切なのだと歌詞に書いてあります。成功・失敗の繰り返しの中で、みんなが強くなって行くのですね。

悩むことは、未来をどうするかなのだから、悩むことに明日がある証拠なんだと歌詞は応援してくれています。

人知れず泣いて、もがいて、苦しんでいる私の様子に気がついた担任の先生が「人はみんな、悩んで大人になって行くんだ。何でも相談していいからね。」と言ってくれました。 でも、言葉にしたら、感情を抑えられなくなってしまい、そのあとの説明も自信がなく、説明できない自分への自己嫌悪を恐れて、黙っていました。

自然と一人ぽっちになっていました。 一人で、下校している帰り道、君は「一緒に帰ろうか！」と言って私のそばを歩いてくれました。 「これ食べながら、帰ろう！」といって、板チョコを半分くれました。 君も、クラスのいじめにあって、悔しさに一人で泣いていたことを知っていました。 何故か、涙が流れました。板チョコが宝物に思えたのです。

「ナキムシ」と言われ、「貴方もだよ」と言ったとき、君は、はにかんだように微笑んだ！ 何とも言えない開放感が私の全身を駆け巡りました。

君と仲良くなって、ふざけあったとき、君は時々、小さい時が懐かしい。何にも考えなかった頃の自分に戻りたいといいます。 私たちは、心の通じ合う本当の友となりました。ねぇ、もう過去を振り向かないで！ 私たちは、未来に向かって生きねばと思うのね。 今のこの信頼をもっと多くの人に輪を広げて行こうよ！

ほら、見てごらん。自然も犬も猫も、周りの人も生きている。 生きる方向は別々だけど、私たちも一歩一歩進んでいけばいいと思う。 以前、私たちが悩んだように、行き詰っている友人に声をかけてあげようよ！ 悩んだ私たちだから同じ悲しみを分かってあげられるんだ。

友よ！私たちで良ければ、いつでもあなたの側にいるよ！ 私たちは、心を開いて、何でも話し合える本当の友になろうよ！ ずーと友達でいようよ！

「どこにでもある唄。」は、災後最初のアルバムである「beautiful　world」に収録されている曲です。

アルバムの本格的な製作に入ったのは2011年3月からです。また、本作のコンセプトは「今、届けられるメッセージ」でした。「東日本大震災」と同じ時期でした。 その中に、「どこにでもある唄。」が収録されています。曲は意外と早くできたけれど歌詞がなかなかできなかったと二宮さんは後に語られています。 多くの人への応援歌ですね。是非、辛かったり、悲しみに出会ってしまったとき「どこにでもある唄。」に戻ってきてください。大きな勇気をもらえると思います。