【ヒステリックパニック/Venom Shock】MVに込められた意味を解釈！作っているものは毒！？

毒々しいデスボイスで始まる「Venom Shock」ですが、コミカルさも感じられます。

というのも、1分33秒から数秒間、手拍子の音が入っているんです。

あれ？毒を盛るんじゃなかったの？気楽に手拍子なんかしてていいの！？とちょっと戸惑いました。

ですが、これは筆者の思い違いかもしれません。なぜなら「Venom Shock」はハロウィンの曲だからです。

ハロウィンのお化けたちは、本気で人間社会を呪おうとしているわけではありません。あくまでも遊びです。

それと同じで、ヒステリックパニックの「Venom Shock」も毒がない毒々しさですね。

ちょっと矛盾した表現ですが、「この毒々しさを楽しんでくれ！」という意図があるのでしょう。

「Venom Shock」のMVでは、タイトルからわかるように毒を生成する様子が描かれています。

そしてなんと！10月31日のアルバムリリースに先がけて、YouTubeで「Venom Shock」公式MVが公開されました！！

早速見ていきましょう。

壁の一部が崩れた研究所。防毒マスクを着けた人物が立っています。

そして激しいプレイを開始するヒステリックパニックの一同。研究所の一室を思わせる場所です。

そして、試験管に入った液体を眺める防毒マスクの女性……。

規制線が張られた通路に、防毒マスクを着けたスーツ姿の人物、そしてともひろたちが映し出されます！

研究室では、女性がフラスコに液体を注ぎ、毒液を作っているようですね。

それまでとは一転、明るいメロディに乗せてヒステリックパニックが演奏するシーンが描かれます。

防毒マスク姿の男女が、豪華ホテルの階段らしき場所で顔を合わせます。

たじろぐこともなく、踊り場へと歩み寄る二人。

一触即発か！？……と思いきや、ヒステリックパニックの新曲の宣伝が始まりました。

さらに、マスク姿の男女は仲良く並んで手拍子しています。何なんだ一体！

マスクの二人は劇場の座席に腰を下ろして舞台の方向を眺めるだけで、毒が使われることはありません。

ともひろのデスボイスが響く中……突然、舞台が変わります！

MVの3分28秒で、画面には突然、海が映し出されます。

そしてなんと、フラスコに入った毒を自ら飲むともひろの姿が！！

そして次の瞬間、なぜか豪華客船が登場します。船の上でヒステリックパニックが演奏しています！

うーん、研究所のような暗い場所から一転、いきなりさわやかになりましたね！！

液体を吐き出すともひろの姿が映り、MVは終了します。

それにしても、MVに登場したマスク姿の二人は一体何だったんでしょうね？

特に女性は、研究所で毒液を作っていたようですが……。

もう一人の男性を恨んでおり、毒液を盛るのかと思いきや、なんか仲良さそうでしたし。

しかも最後はともひろが毒を飲んでましたよね。なんで！？

無理やり解釈すると、「どんなに仲が良い人も、毒を隠し持っているかもしれない」という意味でしょうか。

そして二人がマスクをしているのは、人は決して素顔を明かすことがない……そんな意味ですね。

海に出たのは、どんな毒も海が中和してくれる、つまり暗い気持ちは明るい世界が癒やすということかもしれません。

毒を飲んだともひろは、このMVの製作者でもあります。つまり物語の神です。

神が人間の毒（罪）を飲むことで身代わりになってくれた、というのは考えすぎでしょうか。

謎は残りますが、大切なのは「Venom Shock」がハロウィンをテーマにした曲ということです。

一見怖いけれど、実はとても楽しい……そんなメッセージが描かれているのかもしれません！

冒頭で取り上げたように、ヒステリックパニックの「Venom Shock」は最新ミニアルバムに収録されます。

タイトルは「Hypnotic Poison」です。発売日は10月31日ですので、早めに予約しましょう！

ジャケット画像などはまだ発表されていませんが、Amazonなどの通販サイトでも予約可能ですよ。

さらに、「Venom Shock」のMP3音源は既に販売中です！

下の画像をクリックすると、販売ページに移動できます。

ところで、「Hypnotic Poison」の5曲目に収録された「GO! GO! MANIAC」という曲を知っていますか？

実はこの曲、アニメ「けいおん!!」のオープニングテーマなんです。

文字通り、女子高の軽音楽部が舞台のこの作品ですが……ヒステリックパニックがカバーするとどうなるんでしょう？

「Venom Shock」のように、毒々しいけれどどこか楽しいメロディに生まれ変わっているかもしれませんね！