どしゃ降り 目隠しで
傘なんて捨てちゃってさ
パノラマを見に行こう
広がってる世界は
誰も見たことないくらい
光に溢れてるんだ
出典: CLASSIC/作詞:YUKKE 達瑯 作曲:YUKKE
雨のなか、誰も見たことのない景色を見に行こうと、誰かに語りかける主人公。
いったい誰に語りかけているのでしょうか?
投げやりな気持ちで傘を捨てるのではなく、はじけるような気分でそれをしたいことが分かりますね。
そして主人公たちは、まだまだ知らない世界へと旅立つことを望んでいるのでしょう。
ここだけ聴くと、高校の卒業式に友達みんなでワイワイ騒ぐような開放感があふれています。
Bメロ
虚しいだろ? 幸せ叫んだって
雨に溶けた 涙と蜃気楼
出典: CLASSIC/作詞:YUKKE 達瑯 作曲:YUKKE
Aメロのポジティブな感じとは一転。
ここでは主人公の挫折が語られます。
「幸せ叫んだって」何にもならないと歌う主人公。
願いごとが叶わなかったのか、それとも親友と喧嘩したのか。
失恋したということも考えられます。
主人公の年齢は分かりません。
ただ主人公が今置かれている状況は、彼にとってつらい状況だということは分かります。
サビ
きみが泣くような世界なら
どんな罪にも手を伸ばそう
光 降る reflect
壊せ never ever health
bright the world
消えた泡沫の夢
いつか見た 空
出典: CLASSIC/作詞:YUKKE 達瑯 作曲:YUKKE
きみのために何でもするという主人公。
きみとは恋人のことなのでしょうか?
その恋人と諍いがあって、いまは別れている状態なのかもしれませんね。
それでも主人公はあきらめず、愛を語ります。
サビの後半は、主人公のイメージがそのまま言葉になっているような気がします。
いわば主人公の心象風景です。
Aメロ(2番)
滲んだ 夕焼けに
きみが口笛吹いて
また明日ね さよなら
そんな当たり前の毎日を
3 2 1 0 でリセットなんて
神様も笑うかな?
出典: CLASSIC/作詞:YUKKE 達瑯 作曲:YUKKE
何気ない日常をリセットしたいと願う主人公。
普通だったら人間は「何気ない日常」を望むはずです。
「神様も笑うかな?」というところに、主人公の自嘲的なところが見え隠れしますね。
主人公自身もおそらく、普通のことではないと自覚しているのでしょう。
シニカルで刹那的な感情ですね......。
ただ、あくまでも「3210でゲームオーバー」ではなく「リセット」です。
主人公には、何かをやり直したい過去があるということですね。
Bメロ(2番)
見上げた空 幸せ拾ったって
摘んで枯れた 最後のクローバー
出典: CLASSIC/作詞:YUKKE 達瑯 作曲:YUKKE
四つ葉のクローバーを見つけるとその人の願いが叶うという言い伝えがあります。
ここで出てくる「最後のクローバー」の葉の数は、何枚あったか気になりますね。
「幸せ」を「拾う」という表現に、主人公の悲観的な様子が見て取れます。
そして象徴的な「摘んで枯れたクローバー」。
やはり主人公は嵐の真っ只中にいるようです。