未来を信じて生きていく
見上げた空のように素直に生きてゆけるのならば
止まない雨はないって言葉信じて生きてくだけで
強く前に進めば陽が射す明日が来るのだから
逃げない やめない 終わらない
居場所をみつけるよ
出典: 空/作詞:urata naoya 作曲:夏海
urata naoyaは、たとえ雨が降っても目的をあきらめない人です。
「どんなに荒天が続いても最後には晴天がやってくる」と希望を持ちます。
今は、言わば嵐の中を進む航海中の船。
激しい波に揺られて沈むかもしれない恐怖を感じています。
けれどいつの日か嵐は去り、時間はかかっても目的地に着けるはずです。
この人生哲学は、これまでの人生経験の中から彼が得てきたものなのではないでしょうか。
バックダンサーというポジションからAAAでシンガーとなる夢を叶えたurata naoya。
そして、さらなる新天地を開拓すべくソロ活動も並行して行っています。
どれも並大抵の道ではなかったはずですが、持ち前の強い意志で夢を実現させてきました。
自分の真価を発揮できる"居場所"を求めて挑戦し続けてきた結果と言えるでしょう。
諦めていない夢がある
色付いてく空 染まりゆく景色を
深く息をして感じてる
ふと振り返れば諦めてた事が
そこに置いてあるような気がして
出典: 空/作詞:urata naoya 作曲:夏海
日の入りの時間が迫り、太陽が沈み始めると辺りは夕焼け空になります。
活動的な昼間の喧騒から静かな夜へと転換し、人々が帰途につく時間です。
多くの人々にとって、「今日も無事に1日が終わった」とホッとする時間なのではないでしょうか。
やらなければいけない1日の用事を終えて、自分の本来の気持ちや無意識を感じ取りやすい時間でもあるでしょう。
長い人生の中では、やりたくても様々な事情で実現できないことが多くあります。
しかし、「もう終わったことだ、しょうがない」と普段は思っていても、心の底では諦めていないことも。
1日の中の夕焼けの時間帯のように、人生においても一段落して棚卸しをしてみると...。
「もう一度チャレンジしたい」という本人も気づかない隠された情熱に気づかされることがあります。
情熱で道は開ける
柔らかく光る赤が明日を照らす
時には激しく燃えて必ず掴めるように
突然吹く風が木々を揺らし音がする
立ち向かい歩いてゆく
出典: 空/作詞:urata naoya 作曲:夏海
"柔らかく光る赤"とは何でしょうか?
先程の歌詞の続きから、夕焼け空で見える夕日とも思われなくもないですが...。
ここでは内的な世界でのイメージ、つまりは自らの持つ情熱を表現しているように思います。
自分のやりたい事に情熱を燃やして進む先には、思わぬ障害が待ち構えていることも。
しかし、くじけず勇気を持って闘い、己の道を進むのです。
揺るぎない決意を固める
輝く空のように色を変え純粋に生きれたら
消えない霧はないって前を強く深く見つめて
背中押す追い風に方向を変えれば会えるなら
避けない 止まらない 譲らない
笑顔を見つけるよ
出典: 空/作詞:urata naoya 作曲:夏海
どこまでも自由な空とは違い、「不自由な世界に生きている」と思いがちな私達。
先が見えないとなれば、「下手に動きたくない」「危険は冒したくない」と自己防衛する気持ちが優先されます。
安定した生活を手にしたり、世の中のことが分かってくると妥協することを覚え、余計にフットワークは重くなるものです。
しかしurata naoyaは現状に甘んじることなく、自由に生きようとする姿勢を貫きます。
「心からこうしたい」と思う人生を歩みたいし、それが自分の満足につながることを知っているのです。
自分でいられる場所を手にした
見上げた空のように素直に生きてゆけるのならば
止まない雨はないって言葉信じて生きてくだけで
強く前に進めば陽が射す明日が来るのだから
逃げない やめない 終わらない
居場所をみつけたよ
出典: 空/作詞:urata naoya 作曲:夏海
こちらは曲の最後のサビ部分です。
1番にも同じ様な歌詞が出てきましたが、"居場所を見つけるよ"から"居場所を見つけたよ"に変わっています!
これは、人生を通してチャレンジし続けてきたurata naoyaの境地なのでしょう。
AAAのボーカリストとして人前に立つ一見派手な仕事も、実際は地道な作業の積み重ねであったりします。
居場所を見つけるのは簡単なことではありませんが、「空」の歌詞には参考になるヒントがありそうです。
「今、何を思っているのか?」と自分に問いかけてみることから、一歩が始まるのではないでしょうか?