楽曲「さぁ」収録情報

SURFACEの3rdシングル

【さぁ/SURFACE】懐かしいアニメ『まもって守護月天!』OP曲がコロチキのネタで復活!歌詞を確認の画像

1998年にデビューし、数々の名曲を世に送り出したSURFACE

そんな彼らの3枚目のシングルが「さぁ」です。

アニメのOP曲に起用されたこともあり、世代を問わず人気楽曲でした。

キャッチーなメロディーと一度聴いたらやみつきになる“さぁ”というフレーズが人々の心を鷲掴みにしたんですね。

1998年頃にリアルタイムでアニメを見ていた方は「さぁ」はアニメソングというイメージが強いと思います。

しかし2015年頃にこの楽曲を初めて知った方は、きっと全く違った楽曲に聴こえているはずです(笑)

そもそも「さぁ」がアニメソングだったことも知らないかもしれません。

詳しくは後ほど解説していきますのでお楽しみに……!

アルバム『Phase』

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楽曲「さぁ」はSURFACE1999年にリリースした初アルバム『Phase』にも収録されています。

「さぁ」の他には、ドラマ主題歌「なにしてんの」やデビュー曲「それじゃあバイバイ」など内容が盛りだくさんです。

『Phase』はSURFACEにとって大ヒットアルバムとなりました。

順風満帆に活動をしていたSURFACEですが、多くの人に惜しまれながら2010年に解散してしまいます。

ボーカルの椎名慶治さんはその後もソロで活動し、アルバム『Phase』を2013年にセルフカバーしました。

もちろん「さぁ」も椎名さんによって編曲、再録されています。

歌う人は同じなのですが、アレンジが違うだけで楽曲の雰囲気が変わって聴こえるのが不思議ですね。

椎名さんバージョンの方は2013年に発売されているので、1998年の時よりも声に色気があるように感じます。

是非、SURFACEの「さぁ」と椎名さんの「さぁ」を聴き比べてみてください。

SURFACEバージョン

椎名慶治バージョン

SURFACE再結成

解散から約8年、2018年5月にSURFACEが活動を再開しました。

ファン待望のニュースにワクワクが止まりません!!

デビューから20周年の節目を迎える彼らの今後の活躍にも期待ですね。

『まもって守護月天!』OP曲

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アニメをイメージして書かれた楽曲

「さぁ」は大人気漫画『まもって守護月天!』のテレビアニメのOP曲に起用されました。

シンプルで覚えやすい「さぁ」というタイトルは、アニメの主人公の想いをイメージしたものです。

原作漫画の世界観をそのまま楽曲にしたかのように、映像と音楽がガッチリ結びついています。

椎名さんは、原作漫画を読んでから楽曲制作にとりかかったそうです。

なので、主人公の気持ちをかなり繊細に表現している様子が歌詞からも伝わってきます。

『まもって守護月天!』の主人公は中学生の男の子です。

思春期のナイーブな心が自分の取り巻く環境の変化にどう対応していくのか?

歌詞を見ると彼の心の中が少し覗けるかも……。

こだわりの歌詞を紹介

不幸から守ってくれる存在

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“何でも自分で出来る"って
強がるだけ強がってもね
君が居なきゃなんもできないし
こんなちっぽけな部屋が今じゃ
ちょっとだけ広く見えるよ
冷蔵庫開けりゃなんもありゃしないや

出典: さぁ/作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫

人の助けなどいらない……と思っていながらも、自分の無力さも知っています。

『まもって守護月天!』は中学生の男の子が一人暮らしをしている設定です。

中学生が一人暮らしってなかなか現実的ではないですが、ある贈り物をきっかけに環境が変わります。

届いたのは支天輪というリングでした。

そこから女の子の精霊が出てくるのです。

一人暮らしだった男の子は突然謎の精霊との同居生活がはじまりました。

精霊は何人かいるので、今でいうシェアハウス的な感覚ですね。

それを踏まえてこの歌詞を見ると、主人公の心の移り変わりがよくわかります。

はじめは、普通に生活していても不自由なこともなく順調に暮らしていると思っていました。

しかし精霊達との生活をはじめると、自分は意外に無力だったことを痛感します。

このアニメのタイトルは『まもって守護月天!』なので、ここに出てくる精霊は守護月天という守り神なのです。

主人公がトラブルに巻き込まれたらそこから救い出す役目があります。

ピンチの時に支えてくれる存在がいることで、より強くなれるのです。

人と人(ここでは精霊ですが)の繋がりの大切さを改めて感じさせてくれる一節だと思いました。