青春なんて 知らずに生きて…
何となく私が そう言ったとき
黙ったままで 突然抱きしめた
私はあなたを 好きになりました
出典: Bloom/作詞:Masato Odake 作曲:ATSUSHI
知らない人からすれば、「青春」という抽象的なものはどのように映るでしょうか。
ある人は映画やドラマを観て「こんな青春をしてみたい!」と憧れることでしょう。
他の人は「そんなもの、現実世界ではほんの僅かな人間しか経験できないよ」とひがむかもしれません。
彼女は「青春」に対して表面上は諦めたようにみせかけて、確かな憧れというものを抱いていたように思えます。
心はいつまでも少女のまま、でも少女である自分をさらけ出すということがしづらい立場…。
そんな状態で葛藤しているときの1度のこの抱擁は、彼女の人生を劇的に変えます。
愛の花が満開になった瞬間ですね。
パーティーで披露!
1番では愛の芽生えから花開くまでの彼女の状況が綴られていました。
ここで2番の歌詞解釈をする前に、この曲にまつわるエピソードを紹介いたしましょう。
HIROと上戸彩の結婚が発表されたのは9月14日。
この日にEXILEの身内でお祝いパーティーが開かれました。
パーティーで何をプレゼントしようかと考えたボーカルATSUSHIは歌を贈ることにしました。
実際にパーティー会場でこの曲がATSUSHIとEXILE TRIBEのメンバーが合唱してプレゼントしたようです。
その雰囲気は、まさに本曲のMVそのものであったことでしょう。
作曲はATSUSHI、作詞は?
作詞はHIROと上戸彩のことをよく知る小竹正人が担当しました。
彼女からの素朴で純粋な目線をイメージして綴られた歌詞は、HIROにとって心響くものであったことでしょう。
ベストアルバムの「LOVE SIDE」を締め括る曲としてこれ以上のものはありませんね!
「Bloom」の歌詞を独自解釈!~2番以降~
それでは2番以降の歌詞もみていきましょう!
王子様
誰かが誰かを 守るなんて
決して出来ないって そんな風に思っていた
幸せの意味も 夢の意味も
何もかもあなたが 私を守りながら教えてくれた
出典: Bloom/作詞:Masato Odake 作曲:ATSUSHI
きっと彼女は嘘偽りない心からの愛情をたくさん受けてきたのでしょう。
「百聞は一見に如かず」ということわざの通り、手に入れた幸せや夢を実感しています。
誰もに愛されるリーダーでもありながら、彼女にとっての王子様でもあるのですね。
ありのままで
私だけの呼び方で あなたを呼んでみたら
恥ずかしそうな顔をして あなたは笑っていたよね
出典: Bloom/作詞:Masato Odake 作曲:ATSUSHI
とても微笑ましい光景が描かれていますね。
ありのままの素の姿での二人のやり取りは、お互いが信頼し合っている証といえるでしょう。
オリジナルの呼び方をする心理としては、彼にとって特別な存在でいたいという気持ちの表れでしょうか。
二人の幸せそうな表情を予想することは難しくありませんね。