EXILEの【君がいるから】を紹介
2007年にリリースした『I Believe』収録曲
今回ご紹介するのはEXILE第二章の時代、2007年にリリースされた【君がいるから】です。
本楽曲は26枚目のシングル『I Believe』に収録されている人気のバラードソング。
EXILEの楽曲には、シングルカットされていない、いわゆるカップリングやアルバム曲にも名曲が多く存在します。
特に本記事でピックアップした【君がいるから】は大人の恋愛を歌ったラブバラードとして人気です。
自分たちが大人になるにつれ変わっていく恋愛観。
「好き」や「愛する」気持ちは同じなのに、年齢を重ねていくにつれ表現の仕方にも変化があらわれます。
本楽曲では幼かった恋愛観から大人の恋愛観へと移り行く場面が散りばめており、聴きごたえ十分な仕上がり。
感情移入をしながら聴き入ることが出来る1曲ですよ。
さらに今回は歌詞を徹底的に解説していきますので、ぜひ最後までお楽しみください。
収録アルバムはこちら
アルバム『EXILE LOVE』
ちなみに、【君がいるから】が収録されているアルバムはこちらです。
タイトルは『EXILE LOVE』。
このタイトルからも分かるように愛がテーマになっているアルバムです。
愛の種類も様々ですが、家族や友達、恋人など、自分にとって大切な人への愛が詰まった作品。
このアルバムに収録されているのは【君がいるから】の他に以下の楽曲になります。
「愛」の歌に触れ心を満たせるアルバムとなっています。
1.What Is Love
2.I Believe
3.Beautiful
4.響〜HIBIKI〜
5.君がいるから
6.Make Love
7.SUMMER TIME LOVE
8.空から落ちてくるJAZZ
9.love
10.sayonara
11.変わらないモノ
12.時の描片〜トキノカケラ〜
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/EXILE_LOVE
【君がいるから】に続く言葉とは?歌詞を紐解いてみましょう
それでは、ここからは歌詞の解説に入りたいと思います。
登場する人物は主人公と「君」。
主人公にとって「君」はどんな存在で、どんな想いを綴っているのでしょうか。
筆者の独自解説ではありますが、歌詞の意味を紐解いていきましょう。
もっとずっと一緒にいよう
同じ時 すごしたら もう少し分かりあえる
もう二度と戻らない瞬間を二人でいる
僕らの愛はどこへ向かうのだろう
明日もし悲しみが君を苦しめても
出典: 君がいるから/作詞:ATSUSHI 作曲:Yuta Nakano
冒頭の歌詞では、現在進行形で付き合っている男女であることがわかります。
1行目の表現からはもっと分かり合いたい、そしてもっと一緒にいたい。
という気持ちが伝わってきます。
想像するに、この2人はある程度お互いのことは分かっている関係です。
そしてもっと深く分かり合えるんじゃないかと、発展を望んでいるのではないでしょうか。
主人公からは今と同じ時はもうないから一瞬一瞬を大切に共に過ごしたい、という想いが感じられます。
さらに3行目では漠然とした疑問や未来への不確かなものを感じているようです。
しかしここで注目すべきは「愛は」という点。
自分たちの愛がこの先どうなっていくのか、と問うているのです。
そして最後の1行では最後に続く言葉を敢えて綴っていません。
「苦しめても」に続く言葉をリスナーが自由に想像できるのです。
そこでこんな風に解釈してみました。
「たとえ君に何があろうと僕が守るから、僕らの愛はこの先もきっと大丈夫」
そんなロマンチックな意味と捉えることができるのではないでしょうか。
これからは僕がそばにいるよ
長いトキを超えて 出会えた喜びは
どんなことだって乗り越えていける思いさ
君の心の傷 僕が光に変えてく
今 君にそっと 歌うよ…
出典: 君がいるから/作詞:ATSUSHI 作曲:Yuta Nakano
ここではさらに2人の関係性が具体的に見えてきました。
1行目からわかることは、主人公は「君」を長い間探していたのかもしれないということ。
ここで1つの仮説を立ててみましょう。
たとえば、主人公と「君」は実は学生時代からの仲のいい友達だったとか。
そして密かに主人公は「君」に想いを寄せていたのかもしれません。
そう考えると、ある程度知っているけれどもっと知りたいと思うようになったことも納得できます。
またここの1行目の意味も腑に落ちるのではないでしょうか。
片想いをしてから卒業と共に離れ、それでも「君」を忘れられなかった主人公。
そんなストーリーにつながっていきそうです。
そして2行目以降の歌詞からは主人公の気持ちに「君」が応えてくれたものと思われます。
やっと届いた想いに彼は歓喜し、「これからは何があっても君を守っていくんだ。」
そんな気持ちが伝わってくるようです。
また3行目の意味を考えると、久しぶりに再会した「君」は傷ついていたことがわかりますね。
誰かまたは何かに深く傷ついて、主人公が知っている「君」ではなかったのかもしれません。