行き場ない愛がとまらない
傘を捨てて雨を見上げてた
出典: https://twitter.com/yasukun_45/status/811943080806912000
愛情を傾ける相手をついに見失った「僕」。
今もまだ「君」のことを愛しているのに、「君」の姿も心も「僕」のそばにないという喪失感に苛まれます。
「傘を捨てて雨を見上げる」という行為は、雨に打たれているということ示していますが、歌詞の始めに「雨」は「哀しみ」と表現されていましたから、ただただ哀しみに暮れる「僕」がここにはいるのです。
誰かに盗られるくらいなら
強く抱いて君を壊したい
出典: https://twitter.com/k_______321/status/869909776007782400
歌の最後に、再びこの言葉がやってきます。
けれど「僕」はすでに去っていく「君」の姿を見送った後。
独りよがりな愛は、結局は相手を思いやる愛情に変わったのです。
こんな風に思っていたのはウソじゃないのになぁ、思いの外あっさりと放してしまったなぁ、なんてことを「僕」は考えているのかもしれません。
聴く人の琴線に触れる哀しみ
「最後の雨」というのは、「君」と「僕」の間に降る最後の哀しみでした。
別れを告げられた男性側はもちろん、女性側にとってもつらい別れだったかもしれません。
不安に苛まれながら日々を過ごす中で誰かに救いを求めてしまい、その結果「僕」へ別れを告げることは、後ろめたい思いもあったことでしょう。
歌詞の至るところに「哀しみ」「雨」「泣ける」「不安」と涙を想起させる言葉がちりばめられていて、全体的に涙の気配が濃い歌になっています。
そのために歌の間中ずっと、「君」あるいは「僕」が泣いているように感じられ、どちらにとってもつらく哀しい別れであると思わせられます。
そんな誰にでもあり得る哀しみを表現した歌だからこそ、多くの人の胸を打つのでしょうね。
経験を積んだひとならば尚のこと、心に響くのだと思います。
こんな歌を耳障りのいい歌声と歌唱力で歌われてしまえば、魅了されてしまってもしかたのないことでしょう。
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