寿君とは誰の事?
最近巷で話題の寿君というアーティストをご存知ですか。
大変失礼ではありますが、筆者は良く存じ上げませんでした。
第一印象は「すごくラッキーな事が起こりそうな名前だな」という感じでしょうか。
実は寿君は、関西出身のレゲエアーティストなのです。
最初は地元の辺りで活動しており、どんどん人気が加速。
ついに関東でも認知度が高まり、現在は飛ぶ鳥を落とす勢い気味だとか。
しかしまだまだ寿君のことや、歌っている曲について知らない方も多いことでしょう。
背中を押してくれる曲「オレガヤレバ」
こちらでは寿君の「オレガヤレバ」をご紹介します。
「オレガヤレバ」はシングルではデジタル配信のみ。
しかし、ファンや気になる方はもちろん聞きたいという方も多いことでしょう。
実は2014年11月4日に発売したアルバム「オレノキュウキョク」に収録されているのです。
タイトルからして、男気溢れる感じが伝わってくるような気がしませんか。
何でも自分がやれば、自分さえやれば上手くいくということがあります。
例えば連帯責任になってしまう時などは、「俺がやれば」皆は怒られないという時もあるでしょう。
はたまた、「俺がやれば」誰かが幸せになるという時もあるかもしれません。
いずれにしても、この主人公「俺」が何かをすれば良いということを歌っていそうです。
早速「オレガヤレバ」のMVを見てみよう!
いかがでしょうか。
日本のレゲエ歌手と言われて、思わずかまえてしまったのは筆者だけではないはず。
寿君に対する知識が薄かった方にとっては、意外ではなかったですか?
名前から想像すると芸人か。
ものすごくイカツイゴリゴリのレゲエアーティストかと思っていたのです。
しかし蓋を開けてみて驚きました。
爽やかで、しかも声が良い。
レゲエというから、もっと難しいリズムと歌詞が来るのだろうと覚悟を決めていました。
しかし実にわかりやすい音楽なのです。
聞いているだけで、青い海に飛び込みたくなる様な爽快感があります。
シンプルなMVが魅力的
MVを見て頂くとわかりますが、ロケ地は沖縄です。
青い海、サトウキビ畑、有名な観光スポット。
どれをとっても、沖縄の良い所がすぐにわかってもらえるMVに仕上がっています。
そして何といっても、そのロケ地をいたってシンプルに撮影しているのがこのMVの魅力なのです。
映像技術で小難しくしたり、色々手を加えようと思えばできるところを敢えてしていない。
このMVは寿君のことをまだよく知らない方でも、すんなり入ることが出来る入り口を作っています。
レコーディング風景を公開でオフショット感
「オレガヤレバ」のMVには、沖縄で撮影されたシーンの他にレコーディングシーンも収録されています。
ファンの方にはたまらないレコーディングシーンは、オフショットを見ている様でドキドキです。
「こうした方が良いかな?」などとアレンジしたり、歌い方などで真摯に悩む姿はカッコいいもの。
特にMVではノリノリに歌っているだけに、このギャップが燃えポイントです。
「オレガヤレバ」の歌詞を解説
いきなりの説得力
本当は変わりたいんだろ
何も遠慮することないだろ
周りの反応は時に薄情
それでもまず1歩を踏み出すとしよう
君は変われないと嘆く
でも何処かで変わらないと決めてないか
君もやる気が出ないと嘆くでも端から
やる気を出す気がねぇだけじゃねえか
出典: オレガヤレバ/作詞:教授(ROCKERS ISLAND) 寿君 作曲:教授(ROCKERS ISLAND) 寿君
曲が始まってすぐだというのに、いきなり心にズシンとくる歌詞。
「君」が本当は変わりたいと思っていることを、寿君に見抜かれています。
そう。
誰しも今の自分から変わりたいと思ったことは、1度や2度はあるでしょう。
それは些細なことの場合もありますし、自分そのものを変えたいと思うこともあるかもしれません。
しかし、ためたらってしまう。
寿君がいう様に、自分を変えたいと思う時に他の人への遠慮なんていりません。
寿君はそんな「君」に対し、周りの反応なんて気にしないで踏み出せよ!と言っています。
しかし「君」は変われないと嘆いている。
いえ、変われないのではなく、言っているだけで実は変える気が無いのかもしれません。
そんな「君」の本音を寿君は指摘しています。
やる気を出す気がないだけだと。
厳しい意見ではありますが、筆者もその通りだと思うのです。
変わりたいと思ったのであれば努力をすべき。
一歩を踏み出すべきなのです。
いきなり寿君節炸裂ではありますが、ものすごい説得力です。