今もなお愛され続ける名曲
国際児童年協賛曲
【ビューティフル・ネーム】の歌詞は英詞を奈良橋陽子、日本語詞を伊藤アキラが担当して書き上げられました。
日本人離れした独特の感性を持つタケカワユキヒデの曲にその歌詞が映えますね。
本曲は児童の権利を守る目的で宣言された「国際児童年」の協賛曲として採用されています。
そのため「全ての子どもに平等な権利を」というメッセージが非常に強く感じられる楽曲となっています。
楽曲のメロディが日本的でなく、ビートルズのような60年代ポップスを想起する仕上がりになっているのも特徴です。
そんな様々な要素が合わさってグローバルなメッセージを初見から感じ取る事が出来るようになっているのですね。
DANCE EARTH PARTYがカバー
今もなお国境を越えて愛され続ける本曲は様々なアーティストにカバーされています。
最近ではEXILEや三代目J Soul Brothersのメンバー等が参加しているユニット「DANCE EARTH PARTY」によるカバーが人気を博しましたね。
他にもトヨタ自動車のCMソングにも起用されました。
全て挙げようとするとキリがないので省略しますが、本当に毎年のように【ビューティフル・ネーム】が話題に上がります。
楽曲の持つ洋楽っぽさの為か海外でも非常に人気で、原曲がゴダイゴだと知らなかったという人も多いようです。
このように国境、人種を選ばず愛されている【ビューティフル・ネーム】。
すばらしい名前とは何なのか。
歌詞に込められたメッセージをじっくりと紐解いていきます!
子供は宝
今日も子どもたちは小さな手をひろげて
光とそよ風と友だちを呼んでる
出典: ビューティフル・ネーム/作詞:奈良橋陽子,伊藤アキラ 作曲:タケカワユキヒデ
子供の無邪気さがよく表されていますね。
草や花の生い茂る雄大な土地で走り回る子供の姿が目に浮かびます。
子供たちは安心して遊んでいるのでしょう。
歌詞の中が平和に満ち溢れているのが分かります。
大人にも仕事があるように、子どもにも同じように仕事がありますね。
それは楽しく遊ぶ事です。
子供が子供らしく外で遊んでいるのを見ると、何となく温かい気持ちになりますね。
名前の大切さ
存在の証明
だれかがどこかで答えてる
その子の名前を叫ぶ
出典: ビューティフル・ネーム/作詞:奈良橋陽子,伊藤アキラ 作曲:タケカワユキヒデ
名前で呼び合うというのは友愛の証です。
子供の頃は誰しも自分だけの呼び名、自分だけのあだ名があったと思います。
それを友達から呼んでもらえると嬉しかったのを思い出しますね。
その子の特徴だったり名前をもじった呼び方だったり、何か面白いエピソードがあだ名の由来という場合もあるかも知れません。
クラスのみんなが「~君」「~ちゃん」と呼んでいるからきっとあの子はこんな子なんだろうなと少しずつ意識したり。
名前で呼び合う事がお互いの存在を認め合う事の第一歩なのです。
平等に与えられた権利
名前それは燃える生命
ひとつの地球にひとりずつひとつ
出典: ビューティフル・ネーム/作詞:奈良橋陽子,伊藤アキラ 作曲:タケカワユキヒデ
名前を持つというのは全ての人に平等に与えられた権利です。
生まれた時から名前を背負って命を燃やして生きていきます。
そして親からもらった名前には大抵何かしらの願いが込められていますよね。
名前通りに生きる必要は勿論ありませんが、親からもらった意味のある名前を大切にするのは素敵な事だと思います。
自分自身の存在を認め名前を背負って生きるのが人間です。
そうして一生懸命生きる姿は正に「燃える生命」だと言えるのではないでしょうか。
数え切れないくらいの人口を抱える地球の上に存在するたくさんの名前。
その1つ1つが誰かから愛を受け、命を燃やして生きているのです。