別れを切り出したのはどっち?
大好きな人とずっと一緒にいられることはとても幸せなことです。
でも、どんなにずっと一緒にいたいと願っても別れが訪れることもあるでしょう。
別れを選ぶ理由は、様々です。
この楽曲に出てくる2人もお別れをしていますが、どちらが別れを切り出したのでしょうか?
変わってしまった彼
ねえ あなたは幸せだった?
どうして変わってしまったの
出典: 好きが溢れていたの/作詞:もさを。 作曲:もさを。
この歌詞の2行目から、彼が変わってしまったことが分かります。
歌詞の1行目に「幸せ」というワードから、彼がどのように変わったのか推察できるでしょう。
付き合い始めの頃は、2人も幸せに溢れていたはずです。
しかしだんだんと、彼の方からは笑顔が消えていったのではないでしょうか。
彼女と一緒に居てもどこかつまらなそうな彼。
そんな彼に彼女自身もモヤモヤしたものを抱えていました。
「どうしてそんなにつまらなそうなの?私と一緒に居ても幸せじゃないの?」
この歌詞からは、そんな彼女の声が聞こえてきます。
お別れは彼から
ねえ もう会えないなんて言わないで
また私を泣かせるのね
曖昧な言葉で濁さないで
誰よりもあなたのこと好きなのに
出典: 好きが溢れていたの/作詞:もさを。 作曲:もさを。
この歌詞の1行目から、別れを切り出したのは彼であることが分かります。
3行目に「曖昧」というワードがあるので、彼は別れの理由は告げなかったのでしょう。
ただ、「会えない」の言葉を残して去っていった彼。
それは彼の優しさかもしれませんが、残された方はただ辛いだけです。
歌詞の4行目には、彼女の切ない願いが込められています。
誰よりも好きだからこそ、諦めさせて欲しい。はっきりとお別れを言って欲しい。
きっと、彼女はそう思っていたはずです。
別れの理由
2人が別れることになったのは、彼が変わってしまったからです。
ではなぜ、彼は変わってしまったのでしょうか?
彼女はまだ彼のことが好きで、お互いに愛情が冷めたわけではありません。
彼女の愛が重かった
私だけ好きが溢れていたの
甘えすぎたかな
当たり前の幸せずっと続いてく
そう思っていたのにな
出典: 好きが溢れていたの/作詞:もさを。 作曲:もさを。
この歌詞から、彼女はとても一途な性格であると考えることができます。
好きになった人には、惜しみなく愛情をそそぐのでしょう。
そしてその分、相手も愛情をそそいでくれると信じていたのかもしれません。
しかしいつの間にか、その愛情が独りよがりになっていったのでしょう。
彼も始めの頃は、たくさんの愛情をくれる彼女が愛おしくて仕方なかったはずです。
でもだんだんと、その愛を重く感じるようになった彼。
彼女は今の幸せが終わることを考えていませんでした。
ずっと、この幸せが続くと考えていたのです。
だから、彼の気持の変化にも気付けなかったのでしょう。
噓でもいいから
もしもあの頃に戻れるなら
嘘をついてもいいから
もう一度私のこと抱きしめてよ
涙がこぼれてしまう前に
出典: 好きが溢れていたの/作詞:もさを。 作曲:もさを。
自分の愛が独りよがりだったと気付いた時にはもう、手遅れでした。
彼女は幸せだったあの頃に、戻りたいと願います。幸せが続くなら、噓をつかれてもいい。
歌詞の2行目からは、彼女の切ない想いが伝わってきます。
私が嫌いなら嫌いでもいい。その代わり、好きなふりをして。昔のように、優しく私を抱きしめて。
この歌詞には、そんな彼女の願いが込められていると考えることができます。