ワン・ダイレクション【Live While We're Young】歌詞を和訳＆考察！若さを楽しもう

『さぁ一緒に暴れまくろう、朝日が見えてくるまで

　僕たちは出会ったばかりだけど、恋人のフリをしようよ

　誰にも僕たちを止めることはできないんだから

　今夜は思う存分にはっちゃけよう

　今しかない若さをひたすらに楽しもう』

みんなで集まり、「ひたすら狂うように遊びまくろう！」と叫んでいる様子が想像できます。

大音量で流れる音楽にのってダンスをしたり、ゲームをしたり、みんなでたき火を囲んだり・・・。

普段同じ環境で生活する仲間たちと過ごす特別な夜は、とてもかけがえのない時間なのでしょう。

しかし彼らは同時に、この時間は永遠に続かないということも分かっています。

「明日の朝まで」という限られた時間の中だからこそ、その時間がよりいっそう楽しく感じられるのです。 

そして、出会って間もない相手と恋人のように振る舞うのです。

普段の生活ではとても考えられないことです。

出会ってばかりの相手ならば、お互いの事もそこまでよく知らないと考えられます。

「なぜ知らない人と恋人のフリをするの？」と疑問に思われる方もいるでしょう。

しかし、知らない人だからこそ言えることや感じるものがあるのかもしません。

今の環境に満足していなかったり、新しい出会いを求めている場合に当てはまるのではないでしょうか。

その自分の人生に吹かせた新しい風は一時的なものかもしれない

でも、今はそれでいいのだと言っているように解釈できます。

サビの最後で、曲名でもある「Live While We're Young」と歌うメンバーたち。

“Live”には、住む、生きる、という意味があります。

この場合「生きる＝人生を楽しむ、充実した日々を送る」と和訳することができます。

大人になってから「若いうちにもっと楽しんでおけばよかった」と後悔はしたくない。

また若い時にできたことを年老いてからしようとしても、体がついていかないこともあるのではないでしょうか。

体も心も若いうちに、1つ1つの特別な瞬間を大事に生きようと伝えてくれる素敵な歌詞です。

『今楽しむのか、一生楽しまないかの2択なんだから

　考えすぎないで流れに乗っかってしまおうよ

　そして、もし僕らがずっと一緒にいることを選択したら

　携帯に残る写真以上の思い出を、一緒につくろう』　

今目の前にあることに集中しすぎて、楽しむのを忘れてしまうことがあります。

今は忙しいから「いつかやろう」と先延ばしにしてしまうことも。

しかし、当然ですが「いつか」と言い続けていてはその時は永遠にやってきません。

いつか楽しむためには、今この瞬間に楽しむしかないんだと言っているように解釈できます。

また、その選択をして伴うかもしれないリスクを考え過ぎてしまう人も少なくないでしょう。

その結果、なかなか行動に移せないこともあるのではないでしょうか。

深刻になるのではなくて、楽しむことにも真剣に取り組むことの大切さが伝わってきます。

さっき出会ったばかりの相手にむけての言葉だと捉えることができます。

その一時的で特別な関係が、今夜だけではなくずっと続くものだとしたら・・・。

2人がその選択をし、一緒に生きていくことを想像しているのです。

最近ではどこに行くにも携帯を持っていき、思い出に残すためにたくさんの写真を撮ります。

しかし同時に、人生で「何が本当に大切なのか」を見失ってしまっているような気もします。

それは、思い出を写真や動画におさめることではないのだと。

大切なことは、その瞬間にその場をめいいっぱい楽しむことなのだと解釈できます。

心に残る思い出を作ることで、それぞれの人生の価値というものが生まれていくのではないでしょうか。

時代の流れと共に私たちが忘れてしまいがちなことを思い出させてくれる歌詞です。

『今夜、君と僕は、

　一生記憶に残る思い出をつくるんだ

　僕はこの若さをおもいっきり楽しみたいよ

　僕たちは一緒にこの若さを思いっきり楽しむんだ』

この歌詞で強調されているのは、1人ではなくみんなで思い出をつくるということです。

数時間で終わってしまうこの楽しい時間。

大人になってから、みんなで過ごしたこの時間をいい思い出として振り返りたいという思いが伝わってきます。