夏が来るたびに聴きたくなる!「麻波25」
「麻波25(まっはにじゅうご)」(※のち「mach25」に改称)。
1900年代後半~2000年代前半を代表する常夏イメージのラッパー系バンドです。
解放感あふれる勢いのあるラップ。
中でも「SONS OF THE SUN(サンズオブザサン)」は最高の夏曲です。
ポカリスエットCM曲。
キャッチーで印象深く、誰もが口ずさみたくなるリズム。
海風や太陽の照り付け、夏の突き抜け感を思わせるメロディー。
この曲調に魅せられた人は数知れず。
夏の心に刺さるストレートな歌詞をさっそくみていきましょう!
冒頭サビの歌詞を解説
ラテンリズムで始まる冒頭のサビ
SONS OF THE SUN NANA
太陽の下CRUISING
上を向いて育つFLOWER世界を照らす
愛増し出す空 夢歌おうぜEVERYBODY
明日へキックオフ KEEP ONだ上に進もう
出典: SONS OF THE SUN/作詞:PASSER・HUNTER 作曲:PASSER
夏の妖しい魅力満載のイントロから、冒頭サビへの突入。
この流れが最高です。
ここはポカリスエットCMで使われたので非常に有名。
ラテン、サンバ、ヒップホップ、レゲエなどさまざまな要素を取り入れたような旋律。
沖縄にマッチするような世界観ですが、麻波25はWikipediaでこのように書かれています。
高校時代の夜遊び仲間で地元横須賀にて結成
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/麻波25
「NA」
そしてタイトルの後の「NA」の連続。
「NA」の連続音の入る曲といえばパリピ(パーティーピーポー)のイメージ。
(DJ OZMAを思い出します)
「とにかくみんなで集まって騒ごうぜ!」
という砕けたノリが素敵。
太陽の子供
タイトルは直訳すると「太陽の子供たち」。
太陽の申し子のような麻波25メンバー。
自分たちのことをヒマワリに例えているようです。
ヒマワリといえば太陽に顔を向けて咲く花。
「自分たちはヒマワリ。日本の夏を輝かせる存在」
そんなふうに歌っています。
実際にMVでは、麻波25が空に向かって手を伸ばし歌う様子が。
音楽活動に注力していた彼ら。
<これからもヒマワリのごとくどんどん上へ伸びていく>
そんな勢いのあるバンドでした。
この曲の2年後に解散するとは誰も思わなかったでしょう。
HUNTERの体調不良などにより決定していたライブのキャンセルなどがあり、事実上、HUNTERは脱退。
(中略)
残された3人のメンバーで活動を続けていくことが困難になりベストアルバム『BEST,LAST AND LOST』をリリースし解散。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/麻波25
夏に伸びさかるヒマワリのように急成長を遂げたバンド。
上昇気流の真っ只中に生まれた底抜けに明るい楽曲。
「SONS OF THE SUN」は音楽史に刻まれる名曲となりました。
今聴いても夏の雰囲気がよく伝わってきます。
(真冬に聴いても夏の空気が降ってくるかのよう)
「もっとメディアでこの曲が取り上げられたら」と思わずにいられません。