FTISLAND「God Bless You」はメンバー全員の力作!
アルバムのリードトラック
日本では9作目のリリースとなったアルバム『EVERLASTING』。
このタイトルを和訳すると「不朽・永遠」などの意味があります。
入隊による活動休止を控えた時期にリリースされたアルバムで、非常にメッセージ性の強い作品です。
今回はそのリード曲「God Bless You」に込められたメッセージを紐解きます。
作詞はメンバー全員で
「God Bless You」の作詞クレジットは個人名ではなく「FTISLAND」とされています。
メンバー全員でアイディアを出し合い、ジョンフンがまとめたこの曲の歌詞。
FTISLANDの全員の思いが込められました。
「God Bless You」の歌詞を深堀り
臨戦態勢!
(Live in the moment)
(You get set)
(Bring it on!)
出典: God Bless You/作詞:FTISLAND, Satoshi Shibayama 作曲:FTISLAND
【和訳】
瞬間を生きろ。
覚悟を決めろ。
かかってこい!
【解説】
最後のフレーズにFTISLANDの覚悟の全てが込められています。
兵役に入れば音楽に触れられませんし、ましてやファンとの交流もできません。
彼らにとっては寂しい時間であり、苦しい時間でもあるでしょう。
予想されるこれらの時間の全てを彼らは受け止め、立ち向かおうとしているのです。
冷静さが垣間見える
What are you doing for? What are you looking for?
What are you going for? I’m ready to go
出典: God Bless You/作詞:FTISLAND, Satoshi Shibayama 作曲:FTISLAND
【和訳】
何のために?何を探しているの?
何のために?こっちは準備ができている。
【解説】
最後のフレーズも先程の「覚悟」と共通しますね。
それ以外の歌詞の主語が「あなた」であることから、周囲は右往左往しているようです。
一方で、立ち向かわなければならないのはお前ではなく俺だ、と歌っているのでしょう。
MVではメンバーそれぞれがトランクを手に取るシーンが映し出されます。
荷物を持つ、ということは出発の意志の表れです。
彼らの覚悟が感じられる歌詞が続きます。
生きる道は人それぞれ
いつだって Go your own way
出典: God Bless You/作詞:FTISLAND, Satoshi Shibayama 作曲:FTISLAND
英詞部分を和訳すると「自分の道を行け」となります。
韓国には兵役がありますが、日本にはありません。
彼らと同年代のアーティストやその卵たちは、毎日音楽にどっぷりと浸かっているはずです。
きっとFTISLANDのメンバーだって、許されるならそうしていたいでしょう。
しかしそれを羨んだり妬んだりはしません。
なぜなら、音楽の経験を積んで兵役に入る、という道こそが彼らの道だからです。
音楽の花しか咲いていない道を行く人と、自分たちは違う人間。
それぞれがなすべきことをやろう、という決意を感じます。