ここからは主人公の心情が怒涛のように歌われます。

好き合っているにもかかわらず、一緒にいられなくなるのです。

それは想像を絶する程の悲しみとなるでしょう。

別れを前にして、主人公は何を感じるのでしょうか。

色々な考えを巡らせるうちに、別れの日が来てしまいました。

もう愛は信じられない?

永遠の愛なんてあるだろうか
離れた時にはもう終わりだろうか
見たくないことも見える一方
見えないことでまた生まれる嫉妬
愛や希望なんて信じれない
それくらいに思っておく方がBe fine

出典: Navy Slumbers/作詞:SPENSR 作曲:SPENSR

好きな人と別れた後、互いは互いを愛し合えるのでしょうか。

離れた途端、関係が自然消滅してしまうかもしれません。

主人公はそれを心配しているのです。

この世に永遠など無く、愛もまたいつか終わる時が来ます。

一緒にいると相手の悪いところが目について、冷めてしまうことだってあるでしょう。

しかし離れたら離れたで相手が目に見えない分、「他の奴とよろしくやっているのでは?」と嫉妬することも。

正直な話、苦しみたくないなら最初から信じない方が楽です。

信じなければ相手との終わりが来ても辛い思いをしません。

主人公はもう、愛や希望を諦めることにしたのでしょう。

信じるかどうかは自分次第

本当のところは何か信じたい
そう思えるかはそう自分次第
目が覚めるまで時間よ止まれ
ココでしか会えないあなたがDarling

出典: Navy Slumbers/作詞:SPENSR 作曲:SPENSR

ですが愛を信じないというのは、それはそれでかなり冷たい関係になってしまいます。

主人公は機械ではないのですから、本当は心から愛し合いたいのでしょう。

この先「信じない方が楽だけれど、信じてみたい」と思える時は来るのでしょうか。

なるかならないかは、主人公がこれからどう行動するかにかかっているように思えます。

たとえばこれから別れる恋人と遠距離恋愛を続けるだとか、新しい恋をするだとか。

「自分次第」とはそういうことではないでしょうか。

少なくとも今の恋人と一緒にいられるのは今だけです。

せめてその今が少しでも長引いてほしいと願っていました。

別れの時

あなたがゆくその時が訪れ
添い遂げたい そう愛は道連れ
離れ far away
寝れずに想う朝まで
あの終わりを見据えるような表情と
それと同期していく状況

出典: Navy Slumbers/作詞:SPENSR 作曲:SPENSR

とうとうお別れの時がやってきてしまいました。

離れていくその瞬間まで、「一緒にいたい」と願っていたのでしょう。

その夜、眠れない主人公の脳裏には今まで一緒に過ごしてきた日々が蘇っています。

別れが近づく中で、相手も寂しげな表情をしていたようです。

表情と比例するかのように、周りの状況もまた一緒にいることを許してくれませんでした。

非情とも思える出来事に、主人公は悲しみに暮れるしかありません。

もし…

ここからは別れた後のお話です。

現実で会えなくなっても、もしかしたら夢の中で愛する人と会えるかもしれません。

そう、この曲は眠りがテーマなのですから。

たとえ夢であったとしても愛はまだ続いています。

夢の中で会えたなら

Navy Slumbers fill your eyes
夢の終わりで
また会えたなら
幸せかもしれない

出典: Navy Slumbers/作詞:SPENSR 作曲:SPENSR

現実では好きな人はどこかへ行ってしまいました。

この様子では、二度と会うことすらないのでしょう。

主人公はまだ立ち直り切っていないように思えます。

でもそれは現実の話。

もしかしたら、夜寝た時に見るで会うことができるかもしれません。

一瞬の夢だったとしても、それだけでも幸せです。

好きな人と相まみえることほど、主人公にとっての幸せはないのでしょうね。

この歌詞でも愛の強さを感じ取れます。