グループ魂【モテる努力をしないとモテないゾーン】歌詞の意味を解釈！なぜモテたい？モテるための努力とは

努力せずにモテていた時期が誰にでもあったはず。

それは、赤ちゃんのとき。

親や親戚、保育士さんは赤ちゃんを無条件に可愛がってくれます。

「ベビースキーマ」といって、赤ちゃんは「可愛い！世話したい！」と思わせる身体的特徴を持ちます。

生まれながらにモテ要素を身に着けている赤ちゃん。

まさに「モテる努力をしないで」モテる人の代表格です。

「火葬場まで」ということは、死んでもモテたいということ。

しかし死んでしまったらモテる努力もできません。

せっかくモテても、恋愛を楽しむこともできません。

ではなぜ死ぬまでモテたい！と思うのでしょうか。

モテるということは、ありのままの自分を多くの人から認められた気持ちになります。

好意を抱かれることは、自分の今までの人生を肯定されることでもあるのです。

「死んでからも好かれたい！」は「教科書に載りたい！」という気持ちに似ているのではないでしょうか。

だから死ぬ間際や死んだ後など、モテを楽しむ余地がなくなってもモテていたいのでだと解釈しました。

「モテる」と「幸せになる」が同列に語られています。

つまり主人公は「モテることは幸せである」と考えているのです。

そしてその幸せの正体は、ちょっと歪んだ感情から引き起こされている様子。

自分を過去に馬鹿にしてきた人間を見返したい。

そのためにモテて幸せになって、それを見せつけてやりたいと考えています。

モテるというのは、多くの人に好意を寄せられるということ。

数量的に勝ち負けが分かるものです。

さらに他人からの好意は万人が欲するもの。

誰もが欲しがるものを多く得ることで「勝った気」になれるために、モテたいのかもしれません。

欲望の根源は歪んでいますが、ここまで赤裸々に語られるとなぜか清々しい。

日本語パンクの良さが押し出された最高のフレーズだと感じました。

「モテたい」という、誰しもが持つ欲望を素直に叫んでいる歌詞は、聴いても歌っても気持ちがいいです。

「恋愛なんて興味ない」「恋愛至上主義な時代じゃないんだよ」と醒めた反応の若者が多い昨今。

さとり世代なんて言われたりもします。

それでも自分の心に素直に寄り添ってみると、「本当はモテたくてしょうがなかった！」ということもあります。

好かれたい！認められたい！というのは人間の根源的な欲望であり、恥ずべきことではないのです。

素直すぎる「モテる努力をしないとモテないゾーン」の歌詞には、人間らしさが暑苦しいくらい感じられます。

さて、歌詞の解釈はいかがでしたでしょうか？

少しでもグループ魂の歌詞に籠った魂をお伝えできていれば幸いです。

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