クラブミュージックとして大人気

PSYQUIの代表曲

【PSYQUI/Don’t you want me ft. Such】歌詞を和訳&解説!愛は本物?の画像

日本のクラブミュージックにおいて大きな影響を与えているアーティスト、PSYQUI。

切れ味の鋭いサウンドと意表を突く展開が魅力のトラックメイカーです。

今回はPSYQUIの代表曲ともいえる「Don’t you want me」の歌詞をご紹介します。

こちらは2018年8月10日発売のアルバム「SPD GAR」の収録曲です。

ボーカルは何度もPSYQUIと共演している女性シンガー、Such。

彼女の甘い声と鋭いサウンドの相性は抜群です。

「Don’t you want me」は歌声、歌詞、曲調、全てが合わさって中毒性のある楽曲に仕上がっています。

何度も愛を求める主人公

歌詞から読み取れる意味

楽曲を聴いた時に耳に残るのは、愛を求める言葉の数々。

目まぐるしく展開する曲調には主人公の心情が表現されていると考えられます。

なぜ何度も愛を求めるのでしょうか?

また、サウンドを重視しつつも、言葉を聴かせたいところではしっかりとボーカルを前に出す

この線引きが絶妙といえます。

そして、サウンドに馴染む「聞き心地の良い英語」もこの楽曲の特徴。

サラリと流れる英語には、どんな意味が込められているのでしょうか?

一緒に紐解いていきましょう。

欲求不満の正体

前述したように主人公は何度も愛を求めます。

なぜ愛に飢えているのでしょうか?

また、どんな未来を望んでいるのでしょうか?

どんな恋心?

By my side まだ足りない
触れる指先 そのまま
Hold me tight, hold me tight
Night and day 鳴り止まない
揺れる自分の言葉じゃ届かない you and I

出典: Don’t you want me/作詞:PSYQUI 作曲:PSYQUI

隣にいるだけでは満足できない。

そう感じているのが冒頭から読み取れます。

つまり、その先の展開まで求めているということ。

英語部分では「私をギュッと抱きしめて」と促しています。

「揺れる」という言葉からは胸の高鳴りや緊張感が読み取れますね

心臓がバクバクするほど高揚しているのでしょうか。

思い切って「抱きしめて」と言いたいのに、ためらっているのかもしれません

揺れる恋心は、切り替わりの激しいサウンドと見事にマッチしたテーマですね。

2人の関係性

いつだってそうだ
アナタは heartless 口先だけの愛でしょ
際限ない love なんて理想はいらない
Don't you want me?

出典: Don’t you want me/作詞:PSYQUI 作曲:PSYQUI

ここで主人公の不安定な気持ちが明らかになります。

先ほど「欲求不満」を表現するセリフから始まりました。

主人公はアナタの愛に満足していません。

どれだけ愛の言葉を囁いたとしても、深い感情は込められていない…

それを直感的に感じ取っては不安になるのでしょう。

また、アナタが述べる言葉を「理想」と表現していますね。

つまり、男性側は綺麗事ばかり言って、その場を乗り切ろうとしているということ。

主人公が一瞬でも「満足した」と錯覚すればいいと思っているのです。

弄ばれているのかもしれません。

段々と2人の関係性が見えてきましたね。

大好きなのに憎い理由