彼女が何か隠していることに彼は気づかないふりして合わせます。

彼の心の中は、笑顔とは裏腹に彼女が笑うたびに悲しい気持ちになりました。

でも、一生懸命に場を取り繕おうとする彼女に合わせます。

彼は、彼女との心の距離に気づいても離れたくないからです。

どうしても見えてしまう違和感に目をつぶって、笑っている姿に心がうたれます。

彼は本当に彼女のことを大切に思っているのです。

一緒にいれば気持ちが戻ってくるかもしれない、と必死なのかもしれません。

僕の彼女を想う気持ち方が大きいのが歌詞から伝わってきます。

リアルな気持ちの揺れ

僕が彼女を見つめる姿や感じる心に共感できる人も多いのではないでしょうか。

とてもリアルな情景が思い浮かべられる歌詞です。

僕の心の中も、君がきっとこう思っての行動であろうということも想像できます。

いつまでも一緒にいたいと願う僕。

何かや誰かとの間で心が揺れる彼女の姿。

大好きだからこそわかってしまう、いつもと違う仕草にはツラいものあると思いませんか?

知りたくないけど見えてしまう仕草は、見えないように避けたい気持ちにもなることもわかります。

並んでいるとそういう僕にとって知りたくないことを見ずにいられる方法なのです。

だから、並ぶとやっと素直になれて、僕が気づいていることも気づかれないようにすることができました。

僕が今できる最大の努力なのかもしれません。

募る想い

君を本気で愛してたから 気付いてても 逢いたかった
違う誰かの元へむかう前に
抱きしめて I Don't Wanna Let You Go

出典: 最後の優しさ/作詞:JAY'ED 作曲:2SOUL,JAY'ED

離したくない気持ちがあふれ出します。

離れたくない

君の変化に気づいても、知らんぷりしていた彼。

どうしてもそばにいてほしいからそうしていたのにもう止められそうもありません。

そう思ったら、力づくでも止めたいと思ってしまうほど彼は思い詰めています。

どこにも行ってほしくない。離れたくない。手放したくない。

そんな気持ちが強く歌われます。

気づかないふりをして、自分が傷ついてしまったとしても一緒にいたいと思えるほどの存在なのです。

本気で恋して

本当に大好きだから、傷つきながらも離れたくない。

はじめは自信のなさを感じる僕でした。

ですが、歌詞にのせ、彼女への想いをしっかりとしっとりと切ない声で歌います。

彼女への想いは本物ということがここではっきりとわかりました。

この人だけは他の人に奪われたくないという気持ちが深く伝わってきます。

長い夜が明けるころ

少しづつ明けてく空 次第に交わすコトバ途切れてく
震える唇から告げられたこと
最後まで聞き 全てを受け止めた

出典: 最後の優しさ/作詞:JAY'ED 作曲:2SOUL,JAY'ED

彼女は言いたいことを言い出せず、どんどんと時間が経ちました。

言い出せない彼女

僕がいつも通りふるまってくれていること。

でも、本当は僕が無理していることに彼女は気づいているのでしょう。

その姿に気まずくて、言い出すきっかけを見つけられずにいます。

とうとう話すことがなくなるほど、長い夜を一緒に過ごしました。

だんだんと空が明るくなりはじめます。

もうこれ以上、引っ張り続けることはできないと覚悟するのでした。

とうとう・・・

僕が聞きたくなかった言葉が彼女の口からでてきてしまいます。

別れの言葉は、聞く側もツライものですが、言う側も固い決心が必要なものです。

気づかないそぶりをずっと見せていた僕。

一度は好きと思って付き合った彼にそんな姿を見せられると決意も鈍るでしょう。

なかなか言い出せずに夜があけ、話が尽きるまで過ごしたました。

でも、彼女は前に進むことを選んだのです。

僕にとって、それは深く傷つき落ち込む結果になります。

彼女のそばにいられなくなりました。

僕の男らしさ