向き合わず並んでみたり、気づかないふりをしてきた彼

苦しくて苦しくて仕方ないはずなのに、最後の言葉はきちんと受け止めました。

彼女が悩んだこと、僕では引き留めることができないことを受け止める姿に男らしさを感じます。

抱きしめて、離したくない気持ちをおさえて最後の男らしさをみせました。

彼女が困らないように、最大級の優しさで送り出すのです。

時が止まればいいのに

今 引き止めたなら Will You Come Back
時をとめれるなら I Will Do That
僕では君を 今みたいに輝かせられなかった
受け止めるのが最後の優しさ

出典: 最後の優しさ/作詞:JAY'ED 作曲:2SOUL,JAY'ED

君の口から告げられた言葉。

受け止めたけど、気持ちがついてきません。

でも、僕ではダメかな

彼女から別れを告げられても、引き留めたい気持ちでいっぱいです。

引き留めたなら戻ってきてくれるのだろうか。

時間を止められるなら、このままでもいいから一緒にいたい。

それほどに彼女への気持ちがあふれだしそうになります。

でも、彼女はそれを望んでいません。

だから僕は、彼女の意思を受け止めるのです。

それが彼女へ見せられる最後の優しさになりました。

できなかったこと

僕ができないことをできる誰かがいると考えるだけでとても悔しい気持ちになるはずです。

でも、今の君の姿を見ていると僕では足りなかったことを目の当たりにしてしまいます。

別の誰かが彼女を輝かせている事実。

本気で愛したからこそ、彼女の幸せを願おうとする優しさという名の男らしさをみせました。

そして、1人になった

君を本気で愛してたから 気付いてても逢いたかった
ここから君が消えてしまう前に
抱きしめてI Will Hold You Tight
今はひとり 君へ贈る歌

出典: 最後の優しさ/作詞:JAY'ED 作曲:2SOUL,JAY'ED

2人の関係は終わりました。

どうしようもなかったのです。

別れた後も

僕は君との日々を思い出します。

本気で愛していた彼女との別れた日のことも。

心変わりに気づいても、会いたいと思えるほど心から想っていました。

ほんとうは抱きしめて引きとめたかった。

そんな気持ちを自分で消化しようと努力しています。

最後の優しさ

自分が苦しむことになっても、相手のことを思いやる気持ち

彼は彼女にとって良い未来がくることを願っています。

別れの言葉を聞き、彼女の望みはこれから先の未来を僕と一緒に過ごすことではないと痛感します。

そうして彼は”別れること”が彼女に対してできる”最後のやさしさ”になると悟るのです。

彼女を愛し、幸せを願うからこそ、まだ愛しているという自分の気持ちをおさえて別れました。

そして、1人になった今、僕の感情を整理したいと願います。

まだ癒えぬ辛い想いを”君に贈る歌”に変え、切なさと向き合いながら彼は日常に戻るのです。

まとめ

愛しているからこそ、彼女の想いを受け止めて離れる決断をした彼。

彼女の幸せを想うからこそ、引き留めるようなことをせずに別れました。

自信のなさと彼女への本気度と心の不安定さがとてもリアルでグッとくるものがありました。

また、この歌詞にぴったりとあう切ないJAY'EDの声。

切ない男性の失恋ソングとして格別といえるのではないでしょうか。

別れたくないけど、それは最良の選択ではないことに彼は気づけました。

この恋はきっと彼をとても成長させてくれたでしょう。

優しさとは、いろんな形がある。

それは、人それぞれなものなのです。

別れは悲しいだけじゃない、心を成長させてくれるものと思わせてくれる1曲といえます。