エミリア(高橋李依)【Stay Alive】歌詞の意味を考察！パズルのピースの行方は？何を祈ったの

シーソーといえば両端に座って二人以上で使用する遊具。

片側に座っているエミリアは、見えないほど遠くにあるもう片方に目を凝らします。

きっとそこに座っているのはナツキ・スバル。

しかし距離がありすぎてその姿を見ることは出来ないのです。

二人はいつ会えるかわからない。

それでもエミリアは彼を待ち続けていました。

先が見えないことの不安に、何もできずただ祈りを捧げます。

ひたすらナツキ・スバルのことを想い続けるエミリア。

彼がどこで何をして、どんなことを考えているのか。

彼のことに想いを馳せては寂しさを募らせていました。

ここで祈っているのはナツキ・スバルの無事。

危険な状況にいるであろう彼を心配し、また会えるようにと手を合わせているのです。

そうすることしかできないことのもどかしさが読み取れます。

未だ完成することのない、エミリアの中に存在するパズル。

最後のピースはナツキ・スバルなので、会うまではその場所を誰にも埋めることが出来ません。

そんな彼との距離はとても遠く、音すら聞こえてこないのです。

それでも彼のいる方角からは透き通った空気が流れてくる。

それだけがエミリアの救いでした。

彼への恋しい気持ちに感情が揺さぶられています。

エミリアには彼の動向を知るすべがありません。

彼女にできることは、ただ生き続けること。

ナツキ・スバルとの再会の日まで命を繋ぐことが、彼女の生きる糧となっているのです。

最後のフレーズはエミリア自身ではなく、ナツキ・スバルへのメッセージだと思われます。

ここを訳すならば「生き続ける」ではなく「生き続けて」。

エミリアはナツキ・スバルの"死に戻り"という能力を知りません。

そのため、危険な旅路を心から心配しているのです。

自分も頑張るから、彼にも生きて帰ってきて欲しい。

もう一度彼に会いたい。

そんな強い願いが込められた一節で締めくくられています。

エミリアがナツキ・スバルを切に想う気持ちが込められた一曲でした。

今は離れているけれど、また会える日まで生き続けていきたい。

だからどうかあなたも無事で会いに来て欲しい。

そうした強いメッセージが込められているのです。

「Stay Alive」の歌詞の意味が分かると、アニメが何倍もおもしろくなります。

一度見た方も、ぜひこの歌詞を頭に入れた上でもう一度視聴してみてください。

エミリアの気持ちにより共感しながら理解を深められるはずです。