どうやって忘れよう=忘れることができない
さみしいけど 好きな歌を
どうやって忘れようかと
出典: CALL/作詞:澤部渡 作曲:澤部渡
過去に向き合った大切な歌たち。
すでに澤部渡にとってそれらに内包されたメロディーは人格を持ってしまいました。
過去を振り払い未来に向けて歩き出すために必要なこと。
それは大切な歌を一度忘れリセットすることです。
しかしスカートというバンド名にはとても深い意味が込められています。
それは永遠になることのできないものへの憧れです。
スカートという女性特有の衣類を男性である澤部渡は着用することはありません。
その美しいフォルム、風になびく繊細なシルエット。
それらはスカートの紡ぐ抒情的なメロディーへと昇華されているのです。
大切な歌、忘れることのできない歌。
それらの記憶をどうしたらリセットできるのか?
『CALL』にはそんな澤部渡の永遠のテーマが込められているのでしょう。
MVをチェック
「天気の子」の三浦透子が出演したMV
もう一度スカートというバンド名に込められた意味を思い返してみましょう。
永遠になることのできない存在への憧れの象徴。
スカートのMVに毎回のように制服を着た少女が登場するのもそのためです。
『CALL』のMVには2人の少女が出演しています。
その1人はなんと映画「天気の子」で歌手としてRADWIMPSと共演した三浦透子なのです。
当時はそんな大きな存在になるとは予想もしなかった驚きの展開。
しかしスカートにはそのような可能性を導く磁場のようなものがあるのかもしれません...。
最後に
今回はスカートの2016年の作品『CALL』の歌詞を徹底解釈してみました。
不安と向き合いながらパーソナルな歌を歌うスカートの原点ともいえる『CALL』。
その魅力は時代が変わっても忘れられることがないでしょう。
2019年にはこれまで以上に突き抜けた『トワイライト』を発表したスカート。
最後にOTOKAKEに掲載されたスカートの解説記事を紹介させていただきます。
映画「高崎グラフィティ。」のために書き下ろされた2018年作の『遠い春』。
その美しくも残酷な世界観を反映した名曲です。
自然と涙が溢れだすMVの解説記事をぜひご覧ください。
【スカート/遠い春】MV徹底解説!映画「高崎グラフィティ。」の瑞々しい世界を反映した書き下ろし曲! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
映画『高崎グラフィティ。』の主題歌となったスカートの『遠い春』。映画の内容に合わせて作られたMVを徹底解説していきます。瑞々しい青春時代を思い出し、きっと目頭が熱くなることでしょう。
【スカート/視界良好】MV&歌詞を解説!家を出て辿り着いたのは”きれいな夜”…そこで見つけたものとは - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
澤部渡の話題のソロプロジェクト「スカート」のメジャーデビューアルバム「20/20」に収録されている「視界良好」。美しい歌声が響き渡る曲なのですが、MVや歌詞には独特の素晴らしい世界観が表現されてるんです。さっそくMVや歌詞を解説していきます。
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