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堂々巡りの後悔を歌う3rdアルバム収録曲

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3rdアルバム、その名も「3」の収録曲です。

これまでと同じようにtricotらしい鋭く勢いのあるサウンド・楽曲ですが、どこか大人びた色気や落ち着きのようなものも感じられます。不穏で、良い意味で絶妙な気持ち悪さのある音選びも不思議な魅力があって中毒になりそうです。

奇妙で少し不気味な騙し絵の世界が描かれるMVも、歌詞で歌われる過去の後悔を表しているようで面白いです。

ちなみにこのアルバムは透明な裸のCDケースにマジックで「3」と書いただけ、CD盤面も無地、という衝撃的な外観が話題となっています。このミニマルパッケージ盤と999枚限定のデラックス盤が同時リリースという聞いたことのないリリース体制です。大手レコード会社に所属しない自主レーベルだからこその面白い試みですね。

夢見がちな少女、舞い上がる、空へ

夢がある人や夢があった大人に刺さる初期の名曲

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最後に紹介するのは2ndミニアルバム「小学生と宇宙」収録のこちらの曲です。

初めて聴いたときはタイトル、サウンド、メッセージ性の強い歌詞、全てに衝撃を受けました。

「夢はあくまで夢、いい加減現実を見ろ」、と分かったような顔で否定してくる大人たちを刺すような歌詞がポエトリーリーディングで語られます。「夢見がちな少女、舞い上がる、空へ」というタイトル通り、思春期の無鉄砲で純粋なパワーを体現したような力のある曲です。

ただ夢を諦めないことを称えているのではなく、無闇に純粋に夢を追うことの危うさや恥ずかしさも分かっている上でそれを後押しするようなメッセージを歌い上げているように見えます。だからこそ夢を追う少女の様を「舞い上がる」と表現して歌っているのではないでしょうか。

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