アンジェルム6thシングル
女優・蒼井優さんを筆頭に、芸能界にもファンを公言する人が増えている「アンジェルム」。
「スマイレージ (S/mileage)」から改名し、2014年12月に再スタートを切りました。
このシングルはインディーズ時代から含めると通算27枚目ですが、アンジェルムとしては6枚目です。
「愛さえあればなんにもいらない」「ナミダイロノケツイ」「魔女っ子メグちゃん」のトリプルA面。
初回生産限定盤A・B・C・SP(スペシャル)と通常盤A・B・Cがあり、全7形態でリリースされました。
初回生産限定盤A・B・CはMV1曲のDVDが付属、SP盤は3曲全てのMVが収録されたDVD付きでした。
通常盤はCDのみですが、初回プレス分にはトレカサイズの生写真がランダムに封入。
限定盤(DVD付き)はSP盤を押さえれば間違いないですが通常盤は迷うところ……。
購入の際は熟考のうえ、間違いのないようにお気をつけください!
「魔女っ子メグちゃん」はちょいエロ?
東映の「魔法少女シリーズ」
東映動画(現・東映アニメーション)が製作の「魔法少女アニメ」シリーズのひとつ。
代表作には「魔法使いサリー(1966年放送)」や「ひみつのアッコちゃん(1969年放送)」があります。
魔法の世界の女王になるため、先輩魔女のマミが暮らす神崎家に「娘」として居候するメグ。
ですがクラスメートのノンも女王候補として人間界で修業中。
女王になるのはどちらなのか……?
感情豊かでおっちょこちょいなメグと、クールビューティーで完璧主義なノン。
他の魔法少女シリーズと違うのはちょっとセクシーなシーンが多かった点です。
まずはオリジナルVer.であるアニメのOP動画をご覧ください。
みんなメグに引き寄せられる!
アニメOPを歌っているのはアニソン歌手の大御所である前川陽子さん。
「ひょっこりひょうたん島(1963年)」や「キューティーハニー(1973年)」が代表作です。
歌の中にトランプのスーツ(絵柄)が出てきています。
恐らく当時は、「魔法⇒手品師⇒トランプ」という発想だったのではと思います。
ドクロのマシンでメグを追いかけてくるのは女王の部下のチョーサン。
女王にふさわしい人材を見極める「調査官」という役職ですが、見たところドジでスケベな小悪党ですね……。
権力に弱く、ノンに肩入れしてたびたびメグの邪魔をしますがどこか憎めないキャラ。
ところで最後の方、チラッとメグの下着が映ります。
このアニメはこういった「ちょいエロ」なサービスカットがあったので男性からも支持を得ていました。
アンジェルムVer.は?
ふんわりキュートなMV
最初に歌声を聞いて「あれ?」と思いませんでしたか?
アンジェルムの歌って、「声が低めでカッコいい系」のイメージを持っていました。
この曲だとみんな声が高い……。
「魔女っ子」を意識した振り付けやひらひらと軽やかな衣裳もキュートです。
背景は同じですが、「全員でのダンス」と「自室にいる女の子」のイメージでMVが構成されています。
自室で鏡の前にいる女の子は普段どんなことを考えているのでしょう。
鏡と向き合って、自分の魅力的な部分を探します。
その魅力を最大限に活かして、気になる男の子を射止める方法を探っているのです。
アニメOPへのオマージュも
アニメOPでも使われているトランプがこちらでも使われています。
2チームに分かれているのは「メグ」チームと「ノン」チームを示しているのでしょうか。
アニメVer.は小悪魔テイストですが、アンジェルムVer.は溌剌(はつらつ)としたセクシーさがあります。
指先からキラキラが出るのが魔法少女感があって可愛い……。
最後に“フッ”と全員消えてしまうのも魔法少女を意識した演出ですね。
アニメ作品へのオマージュも感じる普段と違うアンジェルムが見られるMVだと思います。
では次は歌詞を見ていきましょう。