振り返らないよう主人公に声をかけた人物。
これもまた主人公自身ではないでしょうか。
もちろん現実的に考えて、同一人物が存在するはずはないのですが…。
理性と本能なんて言葉で表現できるように、自分の中にいるもう1人の自分という可能性だってあります。
なんにせよもう1人の主人公はきっと、苦しんでいる主人公を叱咤激励したかったのでしょう。
だからこそ前向きな言葉=激励を、低い声=叱咤で伝えたに違いありません。
お前は前に進むしかない。そう伝えたかったのでしょうか。
結局のところ、主人公の罪って?
前半の歌詞で解説した通り、誰かを深く傷つけてしまった主人公。
この相手が誰なのか、楽曲中で明確に表現されることはありませんでした。
主人公が傷つけてしまった相手。それもまた、この楽曲の主人公ではないでしょうか。
自分で自分を傷つける…?
なんだか頭がこんがらがってしまいますね。
主人公は主人公自身を傷つけたと書きましたが、これはつまり「何かを諦めた」ということ。
それは簡単に夢と表現できるものかもしれませんし、野望のような壮大なものかもしれません。
なんにせよ主人公は、自身が追いかけていた輝かしい未来を何らかの理由で手放したのです。
このことは、歌詞③からもわかります。
主人公があのとき必死に追いかけていた誰かは、きっと理想の自分自身だったのです。
しかし現実の厳しさに飲まれ、追い付けないまま手放してしまった主人公。
それがつまりは「自分自身(とその未来)を傷つけた」ということでしょう。
その罪は重い。
神様は報われなかった夢や野望のためにも、主人公が一生をかけて罪を償うよう仕向けました。
それが冒頭から繰り返し綴られていた、罪悪感を抱かせることだったというわけです。
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