別れたくない

なんとか解れそうな糸を手繰り寄せてる
メロウな言葉
君の中その奥へ
もう届きそうにない

出典: 枯れそうな恋/作詞:鈴木鈴木 作曲:鈴木鈴木

糸とは、運命の赤い糸のことではないかと解釈できます。

糸が解れると、2人は別れることになるのでしょう。

この楽曲の主人公は、別れたくないと思っています。

メロウな言葉とは、恋人らしい甘く優しい言葉。

恐らく学生時代には、頻繁に彼女に伝えていたのでしょう。

しかし、いつしか照れもあり、言わなくなったのかもしれません。

彼女も大人になりました。

幼稚な甘い言葉に一喜一憂することもなくなったと解釈できます。

学生の時代のような言葉では、彼女の心は引き止められません。

しかしそれに代わる大人の愛の言葉も、主人公は思いつかないのでしょう。

彼女の想いを繋ぎ留められず焦っている様子が感じられます。

彼女目線

学生時代の思い出

ネクタイが増えたあなたの部屋と
ヒールの音が増えたあたしの秒針と
メリーゴーランド 淡い想い出
ネオンのストア 帰り一人

出典: 枯れそうな恋/作詞:鈴木鈴木 作曲:鈴木鈴木

ネクタイとヒールの音は、2人が社会人になったことと読み取れます。

秒針と表現されているヒールの音。

コツコツという音から、かなり早い速さで彼女が歩いている様子が浮かんできます。

それほど彼女は、仕事が忙しいのかもしれません。

時間がなく、てんてこ舞いな様子が思い浮かびます。

社会人になって多忙な彼女。

彼氏の部屋を訪れる機会も減り、久々に訪れた彼氏の部屋に増えたネクタイに戸惑っています。

彼氏の変化を敏感に感じているのでしょう。

また歌詞に印象的に登場するメリーゴーランド。

メリーゴーランドは、「君と僕はさ」に出てくる歌詞に関係していると読み取れます。

君と僕はさ 今日もくっついてさ
夜のコンビニ 二人の遊園地
僕が作るよ ほら そこにいてって
Love U, 今日もLovin’U

出典: 君と僕はさ/作詞:鈴木鈴木 作曲:鈴木鈴木

メリーゴーランドは、学生時代に2人で行ったコンビニのこと。

コンビニに行くことも、遊園地に行った気分になれた学生時代の彼女。

学生時代は2人でいつもコンビニに行っていました。

しかし今は、1人で遅い時間にコンビニで買い物する彼女。

淋しく感じている様子が浮かんできます。

楽しい学生時代は過ぎ、2人の関係は冷え切ってしまいました。

吹っ切れた彼女

あなたの温もり感じなくてもいいや

出典: 枯れそうな恋/作詞:鈴木鈴木 作曲:鈴木鈴木

この部分から、彼女はもう別れてもいいと思っていると解釈できます。

女性は1人で過ごしても平気な状態になってしまいました。

恋愛よりも、仕事を優先したいと考えているのでしょう。

彼氏が頑張っても、解れそうな糸は修復できないと読み取れます。

関係が修復できない2人

彼氏の言葉は届かない

メロウな言葉
見つめながら言われても
嗚呼、

出典: 枯れそうな恋/作詞:鈴木鈴木 作曲:鈴木鈴木

男性の方は、甘い言葉を引き続き彼女に囁いていると解釈できます。

直接会って話しをしているときも、甘い言葉をかけているのでしょう。

しかし、彼女の方は彼氏の言葉にときめきを感じられません。

こんなはずではなかったという思いが、最後のつぶやきから感じられます。

この2人が別れるときは、彼女から別れ話があるのでしょう。

終わりを迎える2人

枯れそうな恋
ギリギリの何がいい?

出典: 枯れそうな恋/作詞:鈴木鈴木 作曲:鈴木鈴木