鈴木鈴木オリジナル3作品目

「君と僕はさ」に登場した2人が描かれている

この楽曲は、鈴木鈴木が最初に発表したオリジナル曲「君と僕はさ」の続きです。

結ばれたはずの2人。

その2人の恋がどうなったのか、結末が描かれています。

男女の切ない恋を歌ったこの曲は、多くの人から共感すると話題です。

さらに鈴木鈴木の「秒針」は、「君と僕はさ」の2人の前日譚が歌われています。

可能であれば、「秒針」、「君と僕はさ」、「枯れそうな恋」の順番で聴いてみてください。

登場する恋人に対しての理解が進みます。

泣けるMV

MVでは、男女の切ないすれ違いが描かれています。

共に暮らしているような2人。

しかしラブラブな時期は過ぎ、終わりゆく恋が描かれています。

環境が変わって失恋した経験がある人は、リアルに感じられるでしょう。

エモい内容に仕上がっている、泣いたという声もあるMV

興味のある方は、見ておくといいですね。

圧倒的なTikTokフォロワー数で、10代から20代に支持されている鈴木鈴木。

「枯れそうな恋」では、どのような歌詞が綴られているのでしょうか。

切ない歌詞は、解釈していくと驚くような意味が隠されていました。

詳しく歌詞を読み解いていきましょう。

終わりそうな恋

LINEも出来ない

枯れそうな恋
ギリギリなLINE
もう届きそうにない

出典: 枯れそうな恋/作詞:鈴木鈴木 作曲:鈴木鈴木

枯れそうな恋とは、もう終わりそうな恋のことだと解釈できます。

正式に別れていないけれど、いつ別れても不思議ではない2人。

MVから、2人は社会人だと解釈できます。

社会人は学生の時とは違い、時間に制約があることが少なくありません。

ギリギリなLINEとは、社会人にLINEに送れる時間がぎりぎりと読み取れます。

明日の仕事のために、早めに就寝する恋人。

一方主人公は、深夜まで残業していたのかもしれません。

そんな恋人のために、こんな遅い時間にLINEを送るかどうか悩んでいる様子です。

相手が見ているか分からない時間に、LINEをしても返信はありません。

学生時代であれば、時間関係なく送れたLINE。

すぐに届いた言葉も社会人になると上手くいかないのでしょう。

電話ではなく、LINEでの連絡。

相手の時間を思いやる社会人らしい配慮を感じます。

そして感情的になり、会いに行かない、いけない主人公。

この部分だけでも、社会人のやるせなさ、大変さが感じられる部分です。

大人になった2人

青春は過ぎて社会に溶け込んで
青が待ちきれずに時計を気にして
あの頃は歩幅合わせてたな
今の俺らじゃ手も触れない

出典: 枯れそうな恋/作詞:鈴木鈴木 作曲:鈴木鈴木

共に社会人になった2人。

忙しく仕事をしている様子です。

久しぶりのデートも、ゆっくりできません。

時計を気にしていることから、仕事の隙間時間を縫って会っている可能性もあります。

また学生の時とは違い、人前でイチャイチャすることに抵抗感があるのでしょう。

もしかすると、近くに会社の同僚がいるかもしれない状況です。

実際大人になると、学生時代に無邪気にしていたこともできません。

手を繋いで歩くこともないため、歩くスピードもバラバラです。

2人の気持ちも、同じ方向を見ていないと考えられます。

気持ちのすれ違いや切なさが感じられる歌詞です。

変わっていく2人

君の香りが分からない

君の長い髪、匂いも風は連れてく

出典: 枯れそうな恋/作詞:鈴木鈴木 作曲:鈴木鈴木

君の髪が長いことから、君は女性、この部分の歌詞は男性視点だと読み取れます。

髪についた匂いは、香水だと解釈できます。

学生時代のように密着していれば、2人の間に風が吹いても匂いは消えません。

しかし社会人になった2人の間には、風が吹き抜けるほどの距離がある様子。

風によって消された彼女の香水の匂い。

僕には、どのような匂いなのか確認する手段はありません。

彼女の匂いも、学生時代と変わっている可能性が高いです。

香りからも彼女が変わってしまったと感じられます。