6位 ONE MIND
活動休止後 復活の一枚
2014年発売12枚目のアルバムです。
長い活動休止期間を経てリリースされた、復活の一枚。
ポップでありながらも円熟味を感じさせる楽曲は、彼らが過ごしてきた時間の厚みをしっかりと感じさせてくれます。
『とまらへん』の思わず涙したくなるようなメロディーラインや、『ヒーロー』での心を熱くしてくれるパワー。
全体的にメロディーを重視した楽曲が並び、どこか青春時代を思わせる切ない感情がアルバム全体を包み込んでいます。
渋くてかっこいいおじさんになった、ウルフルズの渾身の一枚です。
5位 すっとばす
長く愛され続ける名曲の数々
まだまだ全国区ではなかったものの、大阪を中心に人気に火がつき始めた頃の、勢いと若さがつまったアルバムです。
発売から20年以上たった今でもなお、テレビやコマーシャルで耳にする楽曲の数々。
入れ替わりの激しい音楽業界で、ここまで長い間愛されてきたアルバムは数少ないのではないでしょうか?
音数の少ないシンプルなサウンドは、ライブさながらの臨場感を感じさせます。
4位 ウルフルズ
これぞウルフルズ
2002年発売7枚目のアルバム。
タイトル通り、これぞウルフルズという彼らの魅力を凝縮した1枚です。
独特のコーラスを聞かせるお得意のダンスナンバー『事件だ』から始まり、いきなりウルフルズ節が炸裂。
パワフルなメッセージソング『愛撫ガッチュー』では、情けない男の心の叫びを高らかに歌い上げます。
そして3曲目の『笑えれば』では、全ての人を慰めてくれるような優しさが、曲全体を包み込むのです。
もちろん、いつものおふざけもアルバム中盤でしっかりと発揮してくれます。
どこか説教臭くなったトータス松本の歌詞には説得力があり、何度もうなずいてしまいます。
ウルフルズが培ってきたスタイルの集大成のような1枚です。
3位 赤盤だぜ!!
ウルフルズのEMI時代のベスト盤
2014年発売4枚目のベストアルバム。
2枚組38曲も入った、大満足のボリューム感です。
選曲はウルフルズのメンバー自身が行いました。
シングル曲を中心に、これまでのベスト盤には収録されなかった意外な曲が聴けるのも魅力的です。
2位 バンザイ
ウルフルズの出世作にして代表作
1996年3枚目にして、ウルフルズの存在を世間に知らしめた出世作。
ヒットチャートを長期間にわたって賑わせた、『ガッツだぜ』や『バンザイ』が収録されている文句なしの代表作。
ダンスあり、笑いあり、おふざけあり、涙ありのスタイルはすでに完成の域に到達しています。
『sun sun sun95』や『大阪ストラット』などライブを意識したナンバーも楽しくてキャッチー。
『泣きたくないのに』で見せる、センチメンタルでありながら力強いトータス松本の歌声は必聴です。
時代を超えて愛される名盤となることでしょう。