The ChainsmokersとDayaが対峙

The Chainsmokersの2人が乗るクラシックオープンカー。

自ら「Don't Let Me Down」を再生しながら山道を登っていくと、待ち受けているのはDaya。

いぶかしげに見つめる2人の前で、分身の術かのようにダンサー達がDayaの背後から現われます。

2人は車を降りて視線を交わし、対決姿勢へ。

曲はEDMな盛り上がりを見せていき、ハンドルを握って強行突破か?というその時です。

「Don't Let Me Down」のサビとともに曲はトラップへと急展開

その激しさは車もひとりでに傾いてしまい、バウンスを始めるほどです。

コントロール不能となった車に、2人は為す術もなく揺さぶられるばかり

Dayaを囲む女性ダンサーのパフォーマンスは曲と親和性が高く芸術的です。

Dayaもそれに呼応して、「歌う」という所からぐんと熱量を上げた「叫び」を聴かせてくれます。

最後の3:28〜の2人のオチも見逃さないようにしてくださいね☆

それでは「Don't Let Me Down」の気になる歌詞をピックアップします!

筆者が日本語訳したものと合わせて御覧ください。

交通事故な事態になった場合

事故が起きたら頭の中は真っ白

Crashing, hit a wall
Right now I need a miracle
Hurry up now, I need a miracle
Stranded, reaching out
I call your name but you're not around
I say your name but you're not around

出典: Don't Let Me Down/作詞:Andrew Taggart, Emily Warren & Scott Harris 作曲:Andrew Taggart, Emily Warren & Scott Harris

衝突 壁にぶつかって

いますぐ 私は奇跡が必要

急いで 私は奇跡が必要 

立ち往生してる 助けを求め手を伸ばす

あなたに電話をしてるけど 近くにいない

あなたを呼んでいるけど 近くにいない

交通事故を起こしたときに冷静でいられる人は、誰1人いないでしょう。

たとえば車でスピードを出しすぎてしまい、カーブを曲がりきれず追突してしまったら?

衝突音に衝撃にと、日常では受けることのないショックに襲われます。

運が良くて被害者がいなかったとしても、事故は事故。

車は破損するし警察はよばないといけないし、大事となるのは必至です。

頼りにしたいのは大切な人

人生には、交通事故みたいに1人じゃ対処できない問題だったりトラブルが起こります。

そんな緊急時に頼りになるのが、家族だったり家族に限りなく近い恋人の存在

大切な人から「災難にあった」と聞いたらどうでしょうか。

「早く会って無事を確認したいし少しでも力になりたい」と思います。

この曲では彼女にとって「あなた」は大切な人にあたり、恋人と推測されます。

ところがどんな手段を講じても彼には伝わらず、助けに来てもらえません。 

一体、彼との間に何が起きたのでしょうか...。

いざという時に役に立たない彼

彼じゃないと安心できないのに

I need you, I need you, I need you right now
Yeah, I need you right now
So don't let me, don't let me, don't let me down
I think I'm losing my mind now

出典: Don't Let Me Down/作詞:Andrew Taggart, Emily Warren & Scott Harris 作曲:Andrew Taggart, Emily Warren & Scott Harris

私はあなたが必要 あなたが必要 あなたが必要 いますぐよ

だから 私にさせないで させないで がっかりさせないで

私 今 気が狂ってしまいそうなの

「彼以外に私を安心させられる人はいない」とあくまでも彼にこだわる彼女

彼が助けに来てくれないということは、彼女にとって見捨てられたも同然

どうにか奇跡が起きないかと何度も何度も「あなたが必要」と訴えるのですが通じません。

交通事故なみのトラブルが起きたことも大変だったのですが、事情が変わってきました。

今は彼が助けに来てくれないことのほうが、緊急かつ重要な問題なのです! 

いつでも来ると信じてた

It's in my head, darling I hope
That you'll be here, when I need you the most
So don't let me, don't let me, don't let me down
D-Don't let me down
Don't let me down

出典: Don't Let Me Down/作詞:Andrew Taggart, Emily Warren & Scott Harris 作曲:Andrew Taggart, Emily Warren & Scott Harris

それは私の頭の中にあるの ダーリン

私があなたを一番に必要なときには

あなたがここに来てくれるって望んでる

だから 私にさせないで させないで がっかりさせないで

がっかりさせないで

がっかりさせないで

親しみを込めてダーリンと呼ぶほどだった彼の存在

「困った時は駆けつけるからいつでも呼べよ」なんて彼も約束していたかもしれません。

男性は女性にとって自分が頼りになる存在であると示したいもの。

いざという時に頼れる存在があるのは、女性にとっても嬉しいことです。

「がっかりさせないで」という言葉は、彼に対して希望を持っているギリギリ最終ラインです。

彼女は懸命にこらえて踏みとどまろうとしています。

「がっかりした」となれば、彼に対しすっかり信頼を失い失望したということですから。 

まだ希望にすがっていたいのです。