YG ファミリーとして
日本でも大人気のK-Pop。パフォーマンスなど日本では感じられない独特な音楽文化を感じることができますね。
そんなK-Popの文化の中でもBIGBANGなど大物アーティストを続々と輩出しているYGエンターテインメントが女性版BIGBANGとも言えるようなグループを誕生させました。
それが2NE1です。2009年に活動を始め、数々のヒット曲をリリースしてきました。
現在は解散の道を選択した彼女らですが、この曲をリリースした全盛期は4人のメンバーで活動していました。
YGファミリーということでメイクやファッションにも非常に過激で奇抜なものがありますが、その個性的なイメージが2NE1としての世界を作り上げていました。
今回特集していく「Falling In Love」という曲ですが、今までの作品を集めたベストアルバム「Collection」リリース後、初めてのシングルとなります。
2NE1の中では、後期の作品になります。早速この曲について詳しく見ていきましょう。
「Falling In Love」
どんな曲?
2NE1をよく知っていて、今までの作品を耳にしてきたという方はもう気づくかと思います。この曲を聞いた瞬間に少し南国のような「レゲエ感」を感じませんか?
実は、この曲は今までの2NE1の作品とは違うイメージの曲になっています。
クラブヒット間違いなしのエレクトロサウンドや、ヒップホップを強く出していた中で、このようにレゲエの雰囲気を前に出した言わば「チャレンジ」のようなシングルです。
また、過去のヒット曲で特にヒットした「I am The Best」などが日本語バージョンとしてリリースされましたが、こちらも日本語バージョンとしても存在しています。
気になるMV!
普段は過激なメイクが印象的なのですが、今回は割とシンプルなイメージです。
ヘアスタイルの移り変わりも楽しいです。
特にチェックすべき見どころといえば、メンバーのMINZYのシーンでしょうか。中でもMINZYのヘアスタイルがほかのメンバーに比べて目立っています。
見ればすぐに目に飛び込んできますが、ピンクのショートヘアが印象的ですね。日本語のバージョンでも、韓国語のミュージックビデオと同じように吹き替えられています。
また、ルックスは落ち着いていますが、ダンスの振り付けに関しては大人の雰囲気が強まり、セクシーさがさらに増しています。
どんな歌詞?
You mine boy 逃げられない boy gimmie gimmie
駆け引きをしたいなら silly silly
尽きない魅力にもうこわれそう
一生一緒にいるの?
あなたなら yessir
出典: Falling In Love/作詞:TEDDY CHOICE 37 SUNNY BOY 作曲:TEDDY CHOICE 37
好きな人がいる中で、純粋に「この気持ちを伝えたい」とか、そのようなラブソングではありません。2NE1らしく強気なイメージで歌われています。
ラップも含まれているため少し上から目線的に来る感じですね。
また、「gimmie gimmie」と「silly silly」等で韻を踏んでいる部分もあるので、テンポよく聞いていくことができます。女性自らが誘っていくセクシーさがいいですね。
この気持ちどうしよう Boy
あなただけよ
あたしが待ちに待った that somebody
my rollercoaster
心が振り回されるだけ
どうなの? feeling
あなたも同じ気持ちなら tell me
Yeah yeah I just keep falling in love again
出典: Falling In Love/作詞:TEDDY CHOICE 37 SUNNY BOY 作曲:TEDDY CHOICE 37
強気な姿勢でいっても乙女心は「my rollercoaster」で表現されています。心は、いろいろな方向へと振り回されていくものの例えとして使われていますね。
でも行き先がわかるrollercoasterなんてスリルもなく面白くないですよね!少し危険な香りがする中でスリルを感じる恋愛も楽しいものがあるのではないでしょうか?
英歌詞部分に隠されたもの
Yeah in the club it’s getting
ugly I don’t care
Can’t nobody stop the fire
let them haters sit n stare
出典: Falling In Love/作詞:TEDDY CHOICE 37 SUNNY BOY 作曲:TEDDY CHOICE 37
「クラブはもう酷いものよ。見てらんないわ。誰も燃えるこの炎を消すことなんてできないの。嫌な奴らにはただ見させておくのよ。」
とでも言うのでしょうか。
実は、ただ英歌詞で歌われていると思いがちですが、意味はもう一つ考えられ、実は知る人ぞ知る細工がされているんです。もうわかりましたか?
実は、2NE1の過去の楽曲を見ていくと、「Fire」「In The Club」「Ugly」「I Don't Care」「Can't Nobody」「Hate You」という曲が存在しています。
単に和訳することで解釈もできますが、今までリリースしてきた楽曲を羅列することによって、2NE1としての活動の歴史を思い返しているような一面も感じられないでしょうか?
そのような視点から見ると少し思い込んで今うような部分もありますね。しかし、いつもの過激さ、奇抜さは健在なので、今まで通りの「ノリ」で素直に楽しみたい1曲です。