amazarashiってどんなバンドなの?
amazarashiは青森県で結成された日本のロックバンドです。正式なメンバーは2人、ライブではサポートメンバー3人を含めた5人組です。
バンド名の由来は「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝しだが“それでも”というところを歌いたい」ということから名付けられた。
彼らは曲に集中してもらうために公に顔出しをすることなくプロモーション活動をしていきました。
Vo&Gtの秋田ひろむが全ての作詞作曲を手がけます。バンド名の由来にあるような、悲しみ苦しみをテーマにした考えさせられる深く重い歌詞、そして幻想的なPVで人気を集めているバンドです。
今回はその中でも有名な曲でありamazarashiの良さがすごく分かる曲を紹介していきたいと思います。
amazarashiのおすすめ曲を紹介
季節は次々死んでゆく
この曲は一番有名な曲かもしれません。
東京喰種のエンディングテーマに選ばれた彼らの1stシングルです。
PVは漫画の世界観、詩の世界観を映し出した衝撃的なものとなっています

PVの中で女性が食べているのは生の牛肉です。彼らの世界観を伝えるため、前例のないことも厭わない。
PVを見ながら曲を聴くと、これは本当にただの曲なのかとさえ感じさせられます。
下がサビの歌詞になります
拝啓 忌まわしき過去に告ぐ 絶縁の詩
最低な日々の 最悪な夢を 残骸を捨てては行けず ここで息絶えようと
後世 花は咲き 君に伝う 変遷の詩
苦悩にまみれて 嘆き悲しみ それでも途絶えぬ歌に 陽は射さずとも
出典: http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=k-150218-037
過去はどうしようもないものだった。辛く苦しいものだった。
だけど歌っていればそんな日も少しは楽になるかもしれない。
彼らの1stシングル。これまでは苦しかった日々だったのでしょう。
そんな彼らの決意が秘められた曲だったのかもしれません。
アノミー

題名の「アノミー」。社会学の用語で「無規範状態」という意味です。
この話はもともと彼の尊敬する寺山修司作「アダムとイブ 私の犯罪学」をモデルとした曲です。
サビの歌詞が下にあります
愛って単純なものなんです なんで歌ってる馬鹿はどいつだ アノミー アノミー
そんならそのアバズレな愛で 68億の罪を抱いてよ アノミー アノミー
出典: http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=kt1372
「この世は彼らの禁断の果実によって始まった。無規範状態から始まった。」ということを言っています。愛というものは無秩序だ。罪だ。
一曲目とは異なりこの曲は最後まで救いのあるものではありません。ただこの曲を聴いた人がどう考えるかはわかりません。彼はこの曲の救いを読者に与えているのかもしれません。
ジュブナイル
ジュブナイル。ティーンエイジャーを指す言葉です。そんな時の苦しみについて書かれています。
自分もこの曲を聴いて苦しい時のことが時々思い出されます。

「僕らに変な名前をつけたがるのはいつも部外者」
「人間嫌いっていうより 人間嫌われなのかもね」
思春期の心情をすごく端的に、しかし的を得て表現していると思います。
この曲はラストのサビでそんな苦しみをもって今生きてこの曲を聴いている少年少女へメッセージを送っています。