コブクロの代表曲!
ドラマ主題歌としても人気の曲
黒田俊介と小渕健太郎の2人からなるフォークデュオ、コブクロ。
「桜」や「ここにしか咲かない花」、「永遠にともに」などなど。
これまで数多くの名曲を世に輩出してきた人気アーティストでもありますね。
この曲も彼らの代表曲として、非常に有名な1曲なのではないかと思います。
元々この曲はドラマ「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」の主題歌でもありました。
リリー・フランキー著の原作、そして主演が速水もこみちということもあり話題となったこの作品。
リアルタイムで見ていた、という方も、もしかしたらいるのかもしれませんね。
亡きお母さんへの想いを歌った1曲
実はこの「蕾」という曲。
コブクロの小渕健太郎さんが実の母のことを想い、感謝の気持ちを書いた曲として知られています。
この曲で歌われた彼のお母さまは、すでに亡くなられているんだそう。
ですが歌の中自体には、「母」という言葉でははっきり明言されていません。
その為何も知らずに「蕾」というタイトルや歌詞だけをみると、なかなか気づきにくいと思います。
それではその前情報を踏まえた上で、ここからは一つ一つ歌詞の意味を解釈していきましょう。
是非、お母さんへの感謝の気持ちを感じながらこの曲を聴いてみてください。
コブクロの「蕾」の歌詞の意味
お母さんはいつでも笑顔だった
涙 こぼしても 汗にまみれた笑顔の中じゃ
誰も気付いてはくれない
だから あなたの涙を僕は知らない
出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l009da3.html
古くから、母は強し、という言葉がありますね。
家族や子どものために必死になっているお母さんよりも、強いものはこの世にないのではないでしょうか。
お母さんは涙をこぼれるくらいの出来事があって泣くことがあっても、それ以上に仕事や家事に追われる毎日。
ましてや子どもの前で泣くなんてことはできずに、汗にまみれながらも、いつも笑顔を見せていたお母さん。
悲しいことがあっても辛いことがあっても、それをおくびにも出すことなく。
常に自分達子どもの前では、気丈に明るく振る舞い笑っていました。
そんな自分達の母親の姿は、誰しも容易に思い起こすことができるのではないでしょうか。
あるいはもしかしたら、何かしらのタイミングで人知れず涙を流していても。
彼女の顔に流れるたくさんの汗に紛れて、私たちは気付くことができなかったのかもしれません。
辛いことがあってもいつも笑顔でいたい。
そんなお母さんの心情が読み取れるような歌詞となっていますね。
そんなお母さんなので、周りには悲しみも苦しみも気づいてもらうこともできず。
自分もお母さんの泣いた姿を見たことがないと、解釈ができます。
何があっても自分の味方でいてくれた
絶やす事無く 僕の心に 灯されていた
優しい明かりは あなたがくれた 理由なき愛のあかし
出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l009da3.html
この歌詞が意味するのはおそらく「どんな時でもやさしいお母さんの笑顔」。
それをさしているのではないでしょうか。
主人公はその笑顔を理由なき愛のあかしとして受け取っています。
お母さんの愛は見返りを求めない無償の愛ともいわれますね。
どんなに辛く悲しいことがあっても。
家に帰れば、傷ついた自分をいつ何時でも優しく迎え入れてくれたお母さん。
自分の話をたくさん聞いてくれて、大丈夫、あなたならきっとできるから、と。
いつでも励まし、元気をくれ、どんな時でも自分の味方でいてくれました。
何があっても自分の味方でいてくれる。
そんな存在がたった1人でもいるということが、どんなに自分の心を救ってくれたか。
お母さんが、自分の味方でいてくれることに理由はありません。
敢えて言うなれば、自分があなたの母だから。それ以上でも以下でもないのです。
いつか別れが来たとしても支えてくれる母の存在
別れはいつか必ず訪れる
柔らかな日だまりが包む 背中に ポツリ 話しかけながら
いつかこんな日が来る事も
きっと きっと きっと わかってたはずなのに
出典: http://j-lyric.net/artist/a000656/l009da3.html