「くるみ」というタイトルの意味は?

A post shared by おのちゃん。 (@tanbu1125) on


くるみというタイトルには2つの意味が含まれているみたいで、 ①・・・「来る未来」(くるみらい)これから来る未来という意味 ②・・・くるみという女性の名前で、いそうでいないリアルすぎない女性を表現している。 といった言葉遊びが隠されているみたいです。

最初にタイトルをみたときはくるみ割り人形の「くるみ」かなと思っていたのですが…。

こんな言葉遊びが含まれているとはさすが桜井さんといった感じです!

歌詞を解釈する上での前提

まず「くるみ」は失恋した男性が、これからの彼女のいない人生に、失望しながらも、なんとか希望を見出して生きていこうという決意を表明した歌だと、私は解釈しています。 なので歌詞をみていくときには「くるみ = 失恋した彼女」という風に置き換えていくと良いかと思います。

1番の歌詞の解釈

歌い出し

ねぇ くるみ
この街の景色は君の目にどう映るの?
今の僕はどう見えるの?

ねぇ くるみ
誰かの優しさも皮肉に聞こえてしまうんだ
そんな時はどうしたらいい?

出典: くるみ/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

ここではもういない彼女への未練が見えますね。

きっとこの歌詞の主人公はこれまで二人で見ていた待の景色が一人では変わってしまっていて、彼女にも同じように思っていてほしいという想いが感じられます。 また、他の人がやさしくしてくれても、皮肉に聞こえてしまうというフレーズからもかなり自暴自棄になっている印象を受けます。

1番のサビ

良かった事だけ思い出して
やけに年老いた気持ちになる
とはいえ暮らしの中で
今 動き出そうとしている
歯車のひとつにならなくてはなぁ

希望の数だけ失望は増える
それでも明日に胸は震える
「どんな事が起こるんだろう?」
想像してみるんだよ

出典: くるみ/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

彼女と過ごしていた楽しい日々を思い出して、それがかなり昔のように感じているのかもしれません。 「とはいえ暮らしの中で 今動き出そうとしている 歯車のひとつにならなくてはなぁ」

失恋したことがある人は誰でも感じたことがあると想います。

失恋して自分が傷ついて何もしたくなかったとしても、日常は残酷に過ぎていきます。 学校、バイト、会社に行く日々は例え失恋したとしても淡々と過ぎていきます。

ここではそんな自分自身を「歯車のひとつ」として例えています。

2番の歌詞の解釈

ねぇ くるみ
時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば
生きる事は実に容易い

ねぇ くるみ
あれからは一度も涙は流してないよ
でも 本気で笑う事も少ない

出典: くるみ/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

失恋した時は早くその相手のことを忘れるために新しい恋に励んだりしますが、なかなか忘れることは出来ないものですよね。 ここではそんな心境が表現されていると解釈出来そうです。

別れた後もついつい相手から連絡が来ないか等少なからず未練を持ってしまいます。 「本気で笑うことも少ない」が彼女のいない人生の残酷さを物語っています。

どこかで掛け違えてきて
気が付けば一つ余ったボタン
同じようにして誰かが 持て余したボタンホールに
出会う事で意味が出来たならいい
出会いの数だけ別れは増える
それでも希望に胸は震える
十字路に出くわすたび
迷いもするだろうけど

出典: くるみ/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿