上記「僕も大人になる」であったように『愛』を込めたのは感謝の気持ちがあったから。
僕が毎日元気に楽しく過ごせているのも、お世話をしてくれたこの方たちのおかげです。
心からの感謝と愛を込めているのだと読み取ることができます。
またこの1行目の始めにある歌詞は「甘やかした」という意味ではありません。
僕のことを思い、時には厳しく指導して色んなことを学ばせてくれたのです。
お世話になったこの人々も、心からの愛を僕にくれていたのだということがわかります。
初めましての人にも『愛』を
初対面でも『愛』を持って接する
知りあえたあなたに この歌を届けよう
出典: 切手のないおくりもの/作詞:財津和夫 作曲:財津和夫
初対面の人間だからといって無愛想に振る舞うのではなく『愛』を持って接する。
この場面では上記の歌詞と違い知り合いではなく、知らない人に対して『愛』を贈っています。
しかし知らないとはいえ、マイナスなイメージの人というわけではありません。
「この出会いに感謝をする」というような意味なのでしょう。
また、これは挨拶として行っているようなもので全ての人に愛している!と接するわけではありません。
この場面では、君のことを知ることができたという喜びソングなのでしょう。
ではなぜ『愛』を込めて接さなくてはいけないのでしょうか。
その答えはこの続きの歌詞にありました。
ぜひ覚えていてほしい
今後よろしくお願いします
名刺がわりにこの歌を
出典: 切手のないおくりもの/作詞:財津和夫 作曲:財津和夫
上記「初対面でも…」であった『愛』を込める理由。
君に出会えたことの感謝。
それに加えて、相手によく思われるためなのでしょう。
初対面から雰囲気がよく、明るく接してくれた人は印象に残りやすいです。
印象に残るようにするため2行目のような代わりとして『愛』を込めました。
接客されるのであっても元気よく対応されたほうが気持ちいいと感じる方のほうが多いのではないでしょうか。
この場面の1行目にある通り、この対応は一瞬のものではないのです。
その場だけであればただ挨拶するだけでいいのですが、この楽曲の中ではそうではありません。
そのためしっかりと覚えてもらうという意味も込めて『愛』を持って接するのです。
それがこれからの人生に関わるものであればなおさらしっかり込めるべきだと読み取ることができます。
旅立つ人へ『愛』を
前に進もうと頑張っている君にも
別れゆくあなたへ この歌を届けよう
出典: 切手のないおくりもの/作詞:財津和夫 作曲:財津和夫
【切手のないおくりもの】での「別れ」とは死んでしまうという意味ではありません。
この部分の歌詞では、前に進もうとチャレンジし続ける君に向けて『愛』を贈っているのです。
すぐ近くにいる友人や先輩、兄弟など身近な人のことでしょう。
君の色んなことに挑戦している姿から、勇気や元気をもらっている僕を読み取ることができます。
僕が君から元気をもらっているから、君にも僕から『愛』を伝える。
この場面では旅立つ人へ向けた応援ソングの部分なのでしょう。
元気を出してほしい
寂しいときに歌ってほしい
遠い空からこの歌を
出典: 切手のないおくりもの/作詞:財津和夫 作曲:財津和夫
1行目にある歌詞は上記で登場した旅立った君が感じたことです。
1人で新しいことにチャレンジするということは、周りに味方がいないのかもしれません。
そんなときに【切手のないおくりもの】を口ずさんで『愛』を思い出すことができるのです。
楽しかったことや辛かったこと、さまざまな記憶。
これらの記憶を思い出して心細い自分へ活力を与えるために。
大切な人を思い出すことによって、自分も頑張ろうと思えるのでしょう。
2行目の歌詞のように離れた土地でもこの曲で力をもらえる。
そのような意味を読み取ることができます。