また明日って言えることがこんなにも幸せなんだと
気づかせてくれたのはあなただった
ずっとずっと寄り添っていたいから
ありふれた毎日の中で僕ら手を取り合うよ
出典: また明日/作詞:雄大 作曲:雄大・勇太朗
「また明日」は明日会うことが当たり前、という関係性だからこそ言える言葉です。
そんな関係性を他人と築くことは決して簡単なことではありません。
家族でも友達でも恋人でも、「また明日」と言える相手がいることはとても幸せなことでしょう。
「僕」は毎日何気なく言っていた「また明日」の大きさに気づかされました。
明日も大切な人と一緒にいれることの有り難さに気づいたのです。
変わらない2人
笑顔でいてほしい
悲しいことがあっても
君は顔に出さない
辛かったらこっちにおいでよ
君を笑わすことは得意だから
出典: また明日/作詞:雄大 作曲:雄大・勇太朗
辛いことや悲しいことがあっても「君」はその感情を表には出さないタイプのようです。
しかし表には出さなくても「僕」にはわかります。
2人は心の奥底まで分かり合える関係性であることがこのパートから感じ取れるでしょう。
5年の日々
くだらないことで笑ってたあの日々が幸せなんだと
思い出させてくれたのはあなた
そっとそっと見守っていたいから
5年前も今も僕ら何も変わらないよね
出典: また明日/作詞:雄大 作曲:雄大・勇太朗
辛い時も悲しい時も支え合って笑いながら過ごしてきた2人。
昔も今もずっと変わらずそうやって2人は一緒に生きています。
そんな2人の幸せな日々はもう5年にもなるようです。
将来の話
これからの将来の話になると
僕はいつも口を噤んでたね
切り出せる勇気が無くて
君を悲しませた
出典: また明日/作詞:雄大 作曲:雄大・勇太朗
5年間も付き合っているのなら、そろそろ将来について具体的に考え始めても全くおかしくない時期でしょう。
しかし「僕」はなかなか切り出すことができません。はっきりと言葉にする勇気がないのです。
一歩踏み込むことができず、はぐらかしてしまう態度が「君」を傷つけてしまいます。
頼りない僕でごめんね けど誰よりも
君を想う気持ち負けない愛してる
出典: また明日/作詞:雄大 作曲:雄大・勇太朗
「僕」は決して2人の将来について否定的なわけではありません。
誰よりも「君」を愛していて、ずっと一緒にいたいという気持ちは確かにあります。
ただ決断を下すことが少し苦手なだけ、少し優柔不断なところがあるだけです。
そこには2人の形が変化することへの恐れや金銭的な不安もあるのかもしれません。
想いはあるのになかなか踏み出せない「僕」。
そんな態度に傷ついてしまった「君」。
そんな2人の将来はどうなっていくのでしょうか。
もう「また明日」はいらない2人
さよならなんて言葉は今僕らには要らなくなったな
同じ屋根の下で綺麗な月を見て
もっともっと素直な気持ちで
ささやかな喜び幸せ君と分かち合いたい
出典: また明日/作詞:雄大 作曲:雄大・勇太朗
「また明日」と言える幸せな関係性だった2人。
でももう2人にその言葉は必要ありません。
明日会うために一度離れる必要がなくなったからです。
それは結婚、もしくは同棲を始めたことを意味しています。
想いは同じなのに一度はすれ違ってしまった2人。
そんな2人がめでたく「将来」へと踏み出せたことがこの最後のパートで明らかにされているのです。
「明日会うこと」が、毎日一緒にいることが当たり前だった2人。
これからは同じ屋根の下で別れの挨拶をすることもなく、前よりもっと一緒に過ごしていくことになりました。
でも一緒にいられることの、有り難さや奇跡を忘れてはいけません。
当たり前のことが当たり前であることの喜びを感じられる、素直な心を持った2人でいたい。
「また明日」を言えることの幸せに気づけたように。