大人気少女漫画原作の映画主題歌
今回ご紹介するのは、南野陽子さんの歌う「はいからさんが通る」です。
「はいからさんが通る」(はいからさんがとおる)は、1987年12月にリリースされた南野陽子の10枚目のシングル。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/はいからさんが通る_(南野陽子の曲)
1987年12月12日公開。主演・南野陽子、監督・佐藤雅道。製作・配給・東映。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/はいからさんが通る
ハイハイハイ はいからさんが通る
やさしい心を ふりまきながら
出典: はいからさんが通る/作詞:中里綴 作曲:関田昇介
今回解釈するのは、こちらの歌詞ではありません。
歌詞の解釈に入る前に
原作漫画「はいからさんが通る」について、軽く触れておきます。
というのも、歌詞の内容が物語の内容とリンクしているからです。
大正時代を主舞台とし、設定年代当時の様々な民間風俗や漫画連載当時のサブカルチャー(『宇宙戦艦ヤマト』、『科学忍者隊ガッチャマン』、『ロッキー・ホラー・ショー』、『ゴジラ』シリーズなど)を由来としたギャグなどを取り混ぜながら大正デモクラシー〜シベリア出兵〜関東大震災を駆け抜けて結ばれる一組の男女とそれをとりまく人々の恋愛模様を描くラブコメ作品。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/はいからさんが通る
歌詞は、この物語の主人公である「花村紅緒」の視点で書かれています。
そして、歌詞に登場する「あなた」も、登場人物の一人「伊集院忍」を指しています。
物語の舞台は大正時代。
女学生の紅緒と、陸軍少尉の忍がおりなす恋物語が軸ですが、忍はシベリアに出兵し戦死してしまいます。
物語自体は忍の戦死後も続き、関東大震災までが描かれるのですが…
本記事の内容とずれてしまいますので、興味を持たれた方は原作漫画をお読みいただければ幸いです。
1番の歌詞を読んでいこう
では、いよいよ歌詞の解釈に入っていきましょう。
メロディーの構成は、Aメロ~A'メロ~Bメロ~サビ、とシンブルです。
それぞれのパートで解釈文を入れていきます。
なお、歌詞の中では「私」と「あなた」を使っていますが解釈文では「紅緒」、「忍」で置き換えました。
これからの運命を暗示する「出会い」
朝もやに けむってる 運命のわかれ道
あなたに出逢ってしまって あやうい方へ 歩き出したの
出典: はいからさんが通る/作詞:小倉めぐみ 作曲:国安わたる