自分の可能性を信じることの大切さ
ヒーローになれやしないんだって
主人公は誰かやるでしょって
知らぬ間に諦めたりしないでよ
出典: UNION/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
「自分はもう何をやってもダメだ」と投げやりな気持ちになっている人へ叱るような呼びかけです。
「一生、脇役人生で終わるんだ」と悲観的になってはいけないと励ましています。
年を取ってから聴くと、耳が痛い歌詞ですね!
確かに、自分で自分の可能性をつぶしているのは、とてももったいないとは思います。
本当に戦わなければいけない相手はそんな弱気な自分なのかもしれません。
自分を信じてあげることが成功への第一歩…
そして、チャレンジ精神を大事にしよう!という熱い歌詞です。
大人も子供も関係ない
目の前の僕らの世界は何ものにも代えられない世界
それは子供も大人も関係ない
繰り返す日常というルールに 騙されそうになったら
反旗を翻そう
さあ僕たちだけの革命を起こそうか
出典: UNION/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
ここで、2番からの歌詞は大人の視聴者へ向けた歌詞だという事に気づくでしょう。
『SSSS.GRIDMAN』は自分たちの平和を守ろうとするお話。
私達の生きる現実世界でも、平和は守るべき大事なものとされています。
作中では怪獣という存在から守るために奮闘していますが…
現実世界では怪獣にあたるものは実はひっそりと日常に紛れ込んでいるのです。
それは時には犯罪だったり、災害だったり、そんな大事なものを壊そうとする全て。
流されるままに日々を送るのではなく、大事なものを失くしてしまわないために戦う必要がある。
そう呼びかけているように感じます。
かなり抽象的になってしまいましたが…
「大事なものを失くしてから後悔しないように戦おう!」
簡単にいうとそんなメッセージが込められているのではないでしょうか。
星に願いを
A wish, A wish come true
夜の星に願いを
君とつなげた夢のUNION
出典: UNION/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
“願い、願いが現実になりますように”
英歌詞を訳すと上記のような意味となります。
夜空に「どうか願いがかないますように…」とお願いしているというわけですね。
ここは同じ「グリッドマン同盟」のメンバー、六花に想いを寄せる主人公・裕太の気持ちなのかもしれません。
もちろん「グリッドマン同盟」結成の目的である「怪獣から人々を守りたい」という願いもありますが…
六花と想いを通わせることができますように…という気持ちも含まれていそうです。
2人の関係の進展も注目したい部分ですね。
あの頃のように
目を醒ませ
僕らの世界が何者かに侵略されてるぞ
これは訓練でも リハーサルでもない
覆われた日常というべールを 勢いよく剥がしたら
戦いの鐘が鳴る
あの頃のように同盟を結ぼうか
― 君を“退屈”から救いに来たんだ!
出典: UNION/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
サビは一見、1番の歌詞と同じように見えますが、一部分違っているのが分かりますか?
1番目の歌詞は初めて「同盟」を結んだ時。
2番目の歌詞はすでに1度「同盟」を結んだことがあるかのような表現になっています。
もしかして、本編に関わりのあることなのでしょうか。
主人公・裕太の記憶喪失前に一度「グリッドマン同盟」は結成されている…?
なんて、深読みしても楽しいですね。
本編を考えずに解釈してみましょう。
1番の歌詞は青春時代に同じ夢を追いかけて友人同士で「同盟」を組んでいた…
2番の歌詞では大人になって夢をあきらめてしまったけれど、もう一度「同盟」を組もうと誘っている…
そんな熱い友情と青春の歌詞なのかもしれません。
最後に
大人と子供、両方へ向けた熱い曲!
『UNION』は大人と子供の青春を歌った熱い曲でした!
『SSSS.GRIDMAN』の世界観にぴったりの歌詞と言えます。
アニメ第6話を観てから聞くと、また違う印象も抱くのではないでしょうか。
本編と合わせて、ぜひ聴き直してみてくださいね!