「ninelie」Aimer with chelly(EGOIST)とは?

「ninelie」は、Aimer with chelly(EGOIST)2016年5月11日に発売されたAimerの9枚目のEP「ninelie」に収録された楽曲です。

フジテレビ系『ノイタミナ』枠内放送アニメ『甲鉄城のカバネリ』のエンディングテーマ曲としても話題になりました。

「ninelie」はAimerとchellyの夢のコラボ曲!どうして実現したの!?

【ninelie/Aimer with chelly(EGOIST)】運命的なコラボ曲を徹底紹介♪の画像

二人が繋がったきっかけはもともとChellyが、Twitterで2012年12月にリリースされたAimerのカバーアルバム「Bitter & Sweet」の感想を呟いて、それにAimerさんが呼応する形だったそうです。

chellyはもともとAimerのデビュー曲「六等星の夜」の頃からのファンだったこともあり、連絡を取り出してからはお互いのライブを行き来する形で交流を深めていったとか。

コラボの提案はAimerから

【ninelie/Aimer with chelly(EGOIST)】運命的なコラボ曲を徹底紹介♪の画像

ほぼ交互にフジテレビ「ノイタミナ」枠のアニメ主題歌を担当するという不思議な運命を経て、澤野弘之さん提供の「RE:I AM」と「StarRingChild」という新たな扉を開けた楽曲が入ったアルバムDAWN」という節目を越えたAimer。

再び新たな扉を上げるべく、澤野弘之さんの楽曲をchellyと歌うのはいい機会だと感じ提案したのでした。

chellyはEGOISTのボーカルとして『甲鉄城のカバネリ』のOP曲も担当しています。

chellyも「ギルティクラウン」で澤野弘之さんとは面識はなかったものの、繋がりがあり、三者の運命的な巡り合わせによってこのコラボレーションが実現したのですね。

「ninelie」Aimer with chelly(EGOIST)の歌詞解釈

ここからは、「ninelie」Aimer with chelly(EGOIST)の歌詞の意味を考えます。

『甲鉄城のカバネリ』の世界観も反映した歌詞なので、必要なところは作品解説も加えながら歌詞解釈していきますね。

相手の答えをなぞるだけでは陽の無い夜明けを繰り返すだけ

君を繋ぐ空の星が1つ音を立てても
どれも同じ雨に濡れた夢ばかり乾くだけの光

相手をなぞる答えに疲れた
繰り返す陽の無い夜明けに
崩れた朝

出典: https://twitter.com/yumemiruzo777/status/900366952564011008

星座の中の星の一つである「君」は夜空に繋がれているようです。

しかし、その中の星が一つ持ち場を外れたところで、「雨に濡れた夢」が乾く程度の光で、人々の涙を乾かすような太陽のような光にはなれないという歌詞

「相手をなぞる答え」とは誰かにただ従うことで、空に貼り付けられた星座の星のように誰かが当てはめた型にはまって、言うことを聞くだけの「繰り返す陽の無い夜明け」に終わりを告げ、自分で切り開く新しい「夜明け」を目指そうと言っているのでしょう。

カバネリのストーリーに当てはめると、美馬の操り人形のようになっていたヒロインの無名の姿が浮かぶような歌詞ですね。

夢としても扱われない世迷言の白昼夢を捕まえた

捕まえたdaydream
出遅れたストーリーと栄光が
どこへ叫び唱えても
荒れたトンネル声もくぐれない
だからサイレンス
灯すためと

出典: https://twitter.com/yumemiruzo777/status/900366952564011008

ただ変わり者として扱われていた主人公の生駒が続けてきた実験と自分の体を使った実践によって得たみんなを守る技術。

それは、ずっと見続けてきた、周りから見れば夢ではなく、世迷言を言っているだけの白昼夢("daydream")のようなものでしたが、そんな夢を生駒は命がけで掴んだのでした。

しかし、生駒の栄光を讃えたところで、カバネが溢れたトンネルさえ通り抜けることはできないのです。

だから、誰かにその「栄光」を自慢するわけではなく、カバネとの戦いの日々が喧騒だとしたらそれに対して平和という「静寂」を取り戻すためにこの力を使おうと言っているのですね。

誰から認められなくても、自分の信念のために戦おうとする生駒の覚悟が見えるような歌詞です。

真のゴールに向けて自分の足で進め