井上陽水の超略歴

1948年8月30日生まれ日本を代表するシンガーソングライター兼音楽プロデューサー。本名は井上陽水と書いて「いのうえあきみ」。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E4%B8%8A%E9%99%BD%E6%B0%B4

ちなみに、NHK Eテレ『ピタゴラスイッチ』の中の『ねんどれ・ナンドレ』(芸人のサンドウィッチマンが声を担当している粘土を使ったアニメーション)のタイトルは、井上陽水旧芸名アンドレ・カンドレから来ているらしいです。ちなみに井上陽水(いのうえようすい)に改名したのは1972年のこと。

 福岡県の出身で、血液型はAB型。奥さまはシンガーの石川セリ。子どもが3人います。

以上が井上陽水の超略歴です。

井上陽水といえば、日産セフィーロのCM!

アンドレ・カンドレ、『夢の中へ』といってもピンと来ない人には、芸人がよくやる井上陽水のものまねお元気ですかぁ?」を思い出してください。 

実はこれ、日産セフィーロのコマーシャルで、井上陽水自身が「お元気ですかぁ?」と語るシーンがあるのです。

目の覚めるような黄色いシャツに、色の濃いサングラス。口元だけが笑っている姿が印象的な1988年のコマーシャル。大物シンガーソングライターのコマーシャル登場は大きな話題になりました。また、CMキャッチコピーの「くうねるあそぶ」も話題になりました。

1988年CM 日産セフィーロ『みなさんお元気ですか』編

昭和天皇体調不良により自粛へ・・・

ところがこのコマーシャル、昭和天皇の体調不良が取り沙汰されてから自粛することとなり、放映されなくなってしまったのです。

確かに、”陛下がご病気なのに、「お元気ですかぁ?」はないだろう!”とお叱りを受けそうですよね。

とはいえ、陽水自身のコマーシャルシリーズは1990年頃まで続きました。

『夢の中へ』とは

「夢の中へ」/井上陽水の歌詞の意味に隠された謎を解き明かす!?アニメ主題歌だったって本当か知りたい!の画像

夢の中へ』は、1973年3月1日にリリースしたシングル作詞・作曲井上陽水歌唱も彼です。オリコンチャートで最高位は17位、20万枚近いヒット曲となりました。この曲は東宝映画『放課後』(1973年3月3日封切り)のテーマソングとして作られました。

1973年という時代――背景を読み解くと

この時代、国内では村上龍の小説『コンロッカーベイビーズ』にあるように、コインロッカーに生まれたての赤ちゃんを捨てるという陰惨な事件が続いて起こりました。 また、小松左京の『日本沈没』が大ヒット、そのリアルな描写に震撼(しんかん)した日本人は多かったのではないでしょうか。

海外では3月にベトナム戦争が終結。しかし、ベトナムでの戦争体験を引きずった世代がさまざまな社会問題を引き起こし始めたのも事実。

とにかく、明るい話題が少なく、ある意味よどんだ、うっ屈した時代だったのかも知れません。

そんな時代背景があったからこそ、『夢の中へ』という現実から逃避し、別の世界へ誘うようなこの歌が作られ、ヒットしたのかもしれませんね。

斉藤由貴がカバーしていた。

夢の中へ (MEG-CD)
斉藤由貴
株式会社ポニーキャニオン

この曲、音楽プロデューサーの崎谷健次郎の手により1989年に斉藤由貴がカバーします。当時はやりのハウスミュージックを取り入れ、味付けを斉藤風にアレンジしたというわけですが、これがオリコンチャートで最高位2位を記録。こちらの楽曲で『夢の中へ』を知ったというファンもいるかもしれません。

実の娘もカバーしていた。

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幾人ものアーティストにカバーされているこの楽曲ですが、実の娘でやはり作詞家兼シンガーの依布サラサ(いふさらさ)にも2016年にカバーされています。今度はボサノバ風にアレンジ。さらにこのカバーバージョンはとんかつ専門店「濱かつ」のCMソングとして福岡、長崎、熊本にエリア限定して流れているらしいです。

この歌をCMに使うなんて、すごいですよね。ボサノバ風にすると使えるのですかね。歌と素材とシンガーと、1ミリも関連する事項がないのにひとつのCMにするなんて。

どうしてこの楽曲を使うことになったのか知っている人がいたら教えて欲しいです。

テレビ東京系アニメ『彼氏彼女の事情』のエンディング主題歌だった!