【OKAMOTO'S/メンバープロフィール】サラブレッドの集まり？同級生バンドにしては経歴がすごい！

OKAMOTO'Sは60s、70sロックの流れを汲む4ピースバンドです。バンド名は「おかもとず」と読みます。

2010年5月のデビュー以来、ところどころで足踏みしながらも実力をつけて進んできたOKAMOTO'S。「ダウンタウンの浜ちゃんの息子がいるバンド」と認識している人も多いことでしょう。

しかし、OKAMOTO'Sはそれだけのバンドではありません。OKAMOTO'Sについて、もう少し踏み込んで知っていきましょう。

早速、OKAMOTO'Sのメンバーをご紹介しましょう。

メンバー全員がオカモトさんです。

全員が兄弟のバンド？　いいえ、彼らは学生時代の友人同士。では、偶然オカモトさん4人が同じ学校で出会って友達になった？　それも違います。

彼らの「オカモト」姓は実は芸名で、4人のうち本名がオカモトさんの人は1人もいません。

では、なぜ4人とも「オカモト」を名乗っているのでしょう？　その理由は、次の項で。

みなさんは岡本太郎という人をご存じでしょうか。

戦後日本の美術界に「新しい芸術は岡本太郎からはじまる」という宣言を以て挑戦状を叩きつけ、絵画、版画、彫刻等々でエキセントリックな活躍をした芸術家です。

1970年の大阪万博では「太陽の塔」という歴史的な造形物を遺し、「芸術は爆発だ！」というフレーズで一世を風靡し、渋谷の街にはメキシコ帰りの「明日の神話」という巨大壁画を遺しています。

1996年に亡くなってしまいましたが、いまもなお美術界のみならず多大な影響を及ぼしている芸術の巨人です。

OKAMOTO'Sの4人は4人ともが岡本太郎が好きなのだそうです。また、岡本は世界的に有名な芸術家であったので、その名は世界に通用します。

それに、岡本太郎は音楽は奏でませんでしたが、とても「ロックな」人でした。

こういった理由で、彼らはバンド名を岡本太郎の名を拝借して「OKAMOTO'S」としたのです。

また、岡本太郎が亡くなった年に解散したアメリカのバンド、ラモーンズのメンバーが全員「ラモーン」姓を名乗っているように、OKAMOTO'Sも全員が「オカモト」姓を名乗るようになったのでした。

では、改めてOKAMOTO'Sのメンバーを1人ずつ、もう少し詳しく紹介致します。

2018年4月26日

割りと濃い顔立ちのオカモトショウは、アメリカ人と日本人のハーフです。父は世界的なテナーサックスプレイヤー、スコット・ハミルトンです。

ニューヨーク、ロンドンを拠点に世界中のジャズフェスに参加しています。日本で例年開催のジャズフェスにもたびたび訪れていて、日本のジャズファンにも馴染みが深いプレイヤーです。

偉大なジャズプレイヤーを父に持つオカモトショウは、OKAMOTO'S結成前はハマ・オカモト、オカモトレイジとともにバンド「ズットズレテルズ」でパーカッショニストとして活動していました。

ズットズレテルズではもちろん「オカモトショウ」ではありませんでした。当時の名前は「皿・粉」。映画「ターミネーター」の主人公サラ・コナーのパロディでしょうか？

それとも、ドイツ出身の歌手、サラ・コナーにちなんでのものかもしれません。