ナユタン星人【エイリアンエイリアン】歌詞の意味を解釈！あなたはどんな存在？灯りに投影された心情に迫る

最後のサビでは、ずっと「わたし」だった歌詞が「ふたり」になっています。

二人が本当の意味で心を通わせ両思いになったことを象徴しているのです。

自分の存在に負い目を感じていた主人公。

しかしその気持ちを乗り越え、心の声に正直に彼へと心を告げたのでしょう。

そしてそんな主人公の思いを彼も受け入れたのです。

彼女の価値観を含めたすべてを彼が愛し、同じ視点で世界を感じとる。

宇宙人のような主人公と彼が同一の存在になったといえるのです。

心を通わせることで初めて見えるものがあります。

自分以外の人間を完全に理解することはできません。

思い合っていたとしても、彼の心にはまだ未知があるのです。

そんな未知への興味に、主人公はますます惹かれていくのでしょう。

人の心の宇宙、自分の全く知らない世界を持つあなたの全てを愛しく思う気持ち。

あなたとならばどこまでも生きてゆける。

最後の歌詞からはそんな主人公の心からの思いが感じられます。

一番ではカタカナだった言葉の変化。

あなたに通じる言葉でもって思いを伝えていることを表しているのでしょう。

最後の言葉はそう、愛の告白なのです。

歌にはまったく違う価値観、感じ方をもった二人が出会い恋に落ちてゆく様子が描かれていました。

未知とは自分や世界にとってまだ知られていない事象を指します。

宇宙人や未確認生命体はその最たる例といえるでしょう。

歌の主人公は自分自身を宇宙人にたとえていました。

他の人たちとどこかずれていて世間から浮いてしまっている自分。

それを客観的に評価した結果ともいえます。

宇宙人のように訳が分からない、得体の知れないものとして自分を低く評価しているのです。

そんな彼女は恋と出会い、今まで以上の未知の世界に足を踏み入れていきます。

全く心の読めない他人との交流は他の惑星の生物との対話に等しいものでした。

新たな発見と驚きに溢れていたのでしょう。

自分と接していく中で彼が変わっていくことに戸惑いながらも、主人公は彼への思いを育んでいきます。

そうして最後はその恋に正直にあろうと決めたのです。

主人公が自分を宇宙人にたとえるのは低い自己評価の表れでした。

ですが、最後に彼と一緒になった時に使われた言葉はこれまでと意味が変わっています。

彼を自分の仲間。理解者だと心から思い。喜びを感じているのです。

自分と同じ視点で世界を見てくれる彼の存在を本当に嬉しく、大切に感じているのですね。

隣り合う他者の心。

それはもっとも身近にある未知といえましょう。

そんな未知にふれて主人公は掛け替えのないものを得ることができました。

未知は恐れるべきものではないのです。

手を伸ばし、触れあって理解してゆく。

そうすることで心を許し合える存在になっていくのでしょう。

いかがでしたでしょうか。

原曲ですと最後の「好き」という言葉の歌い方が特徴的ですので、ぜひ聞いてみてくださいね。

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